間の抜けた表情。一日の大半を眠って過ごす不思議な動物ナマケモノ。のんびりとして癒される動物で、彼らならではの進化を遂げてきたユニークさ。愛嬌あふれるナマケモノの絵本を集めました。のんびりしたいとき、アマゾンにいる気持ちでページをめくってください。
ナマケモノのいる森で
ソフィー・ストラディ (著) (アノニマ・スタジオ)
立体的仕掛け絵本で、森の中のナマケモノや動物、人を探す楽しみとともに、森林伐採が行われて動物たちの生存を脅かしているといった環境問題についても触れられていて、何歳になっても楽しめる作品です。絵本をぐるぐる回してナマケモノを探しながら、自然や環境について考えることができます。動物たちや人間のため、そして地球のために今何ができるか、ナマケモノを簡単に探すことができる社会にしたいなと思わせてくれます。
ゆっくりゆっくりなまけものくん
ゆっくりゆっくりなまけものくん (チューリップえほんシリーズ)
オームラ トモコ(著) (チューリップえほんシリーズ)
ゆっくりゆっくりしか動けないなまけものくん。水浴びしようと木を降りていく先々で出会う優しい動物たち。マイペースでのほほんとしたストーリー。動物たちの表情豊かなイラストが見開きいっぱいに描かれている縦スクロールの絵本です。
きちょうめんななまけもの
ねじめ 正一(著)(教育画劇)
なまけものは木にぶらさがってじっとしているだけかと思ったら、動物園が閉まると几帳面な性格に!勤勉で努力家のなまけものくん。日々私たちが眺めているものや人の裏側には、思いがよらない姿が隠れているのかもとドキドキさせてくれるような絵本です。頑張るのがニガテ、何でも三日坊主になってしまう大人や子どもにおすすめのやる気スイッチが入る絵本です。
忙しい毎日に振り回される前に、ナマケモノを見習ってゆっくりゆっくり周りを見渡して生活するのも良いかもしれません。他の動物と闘わず、粗食、無駄なエネルギーを使わない賢さは日本人の価値観とも似ていると思います。絵本を閉じれば、あなたもナマケモノのように笑っているような愛らしい表情になるはずです。