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【狼 かわいい】オオカミ好きにおすすめ。狼がテーマのおすすめ本3選。

キツネについで、いやそれ以上にオオカミが昔話に登場するときは悪役であることが多いです。
そんな決めつけられて可愛そうなオオカミという存在に焦点を当てた作品を三冊紹介します。

『オオカミ王ロボ シートン動物記』

シートン動物記「オオカミ王ロボ」 (10歳までに読みたい世界名作)

著・アーネスト・T・シートン
ニューメキシコの高原一帯を支配しているのは、ハイイロオオカミのロボでした。なみはずれて大きな体とすぐれた知恵をもち、5頭の群れをひきいて、牧場のウシやヒツジをおそいます。
うでに自信のある猟師が、わなをしかけたり、毒餌をまいても、たやすくみやぶられてしまうのです。まるで人間をあざ笑っているようでした。
けれどもただひとつ、ロボの思いのままにならないのものがいました。それは、ブランカと呼ばれた美しい白いオオカミ。ロボのつれあいでした。
カナダの大自然の中で育ったシートンは、おさないときから自然と野生動物を観察し、のちに多くの動物文学を執筆します。この「シートン動物記」シリーズには、当初画家としてスタートしたシートン自身による挿絵がおさめられています。

『ウィロビー・チェースのオオカミ』

 

ウィロビー・チェースのオオカミ

著・ジョーン・エイキン
親のいないシルヴィアは、いとこの家に住むためにたったひとりでロンドンからウィロビー・チェースに向かっていました。シルヴィアがうつらうつらしていると、突然汽車が止まりました。
遠ぼえが聞こえ、雪の中をオオカミの群れが現れて、つぎつぎと窓に体当たりしてきます。とつぜん窓ガラスが割れ、シルヴィアの前にオオカミが飛びこんで来ました......。こうしてたどり着いたウィロビー・チェースでシルヴィアを迎えたのは、元気ないとことオオカミの群れと恐ろしい事件でした。
のイギリスを舞台にした「ダイド-の冒険」シリーズの1冊目です。

『オオカミ族の少年クロニクル辛古の闇』

クロニクル千古の闇完結セット(全6巻)

著・ミシェル・ペイヴァー
このナイフの刃についた面にかけて、三つの魂にかけて、ぼくは〈天地万物の精霊の山〉を見つけます。命をかけて。死を目前にした父の前で誓いをたてたトラクは、オオカミの子を道づれに、進みはじめました。
オオカミ族という民族の息子トラクは、野生のオオカミと心をかよわすことができるのでしょうか?今から6000年も前、森の生き物にも人間にも精霊の力が大きく作用していた時代の物語です。
紀元前4000年の森という想像もつかない世界がリアルに描かれ、独特の雰囲気をもつ作品です。

ひとつ言えることは、どの動物だって子育てをしなきゃいけないし、食っていかなければいけないし
とにかく必死だということでしょう。それを人間の勝手な思い込みで決めつけちゃいけないということですね。

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