ほのぼのしたい、可愛いイラストに癒されたいというときにおすすめの愉快な絵本を紹介いたします。はずんだ気持ちになることは明日へのエネルギーにもなります。愉快な気分になりたいとき、おもしろいおはなしが好きなお子さまへの読み聞かせにもおすすめです。
小動物を眺めていると不思議と気持ちが和やかになるもの。絵本を読んで笑顔になった子どもの顔は大人にとっても特別な癒しになります。そんな温かな時間を過ごせる絵本を紹介いたします。お気に入りの一冊になりますように。
こだぬきコロッケ (こぐまのどんどんぶんこ)
ななもり さちこ(著) (こぐま社)
化けるのが下手なたぬきのポン吉と腹ペコのオオカミがコロッケをめぐって大騒動を引き起こします。愛嬌たっぷりで純粋なポン吉と臆病でおひとよしのオオカミのコンビが笑いを届けてくれます。コロッケを食べた後のようなほくほくとした気持ちになれる本。文字が多いので、絵本から児童書へ進むときにもおすすめの一冊。むかしばなしテイストで楽しく読めます。
ノラネコぐんだん パンこうじょう (こどもMOEのえほん)
ノラネコぐんだん パンこうじょう (こどもMOEのえほん) (コドモエ[kodomoe]のえほん)
工藤 ノリコ(著) (白泉社)
ノラネコぐんだんはパン屋さんに忍び込み、見よう見まねでこっそりパンづくりをはじめます。悪いことをしているのにどこか憎めないノラネコぐんだん。悪いことをしたら反省して謝るという教訓も込められています。どのパンもおいしそうで、楽しそうにパンをつくる姿とリズムカルな文章にはワクワクさせられます。シリーズ化されているノラネコぐんだんの絵本です。最後のオチに大笑いさせられます。
コーギビルのいちばん楽しい日
ターシャ テューダー(著) (メディアファクトリー)
自然の形をそのまま生かしたイングリッシュガーデンが有名な著者による絵本。幼かったころの幸せなクリスマスを題材に描いた絵本です。コーギ犬が主役ですが、ネコやニワトリ、ウサギたちも大活躍する絵本。細部まで描きこまれた温かいイラストと動物たちの表情はみんな生き生きとして楽しそう。お菓子やアイスクリームなどのスイーツもおいしそうで、最後に登場するクリスマスツリーは美しく輝き、神聖な気持ちにさせてくれます。
マンション暮らしやアレルギーなどで動物が飼えないというお子さまも、絵本では動物に触れることができます。動物たちの愉快な仕草や表情は人間がモデルではないからこその面白みがあります。動物好きのお子さまへのプレゼントにもおすすめです。