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【ほのぼの 本 おすすめ】心に潤いが欲しい人におすすめ児童書、絵本。

 読んでいるだけで自然に口元に微笑みがこぼれてくるような、可愛らしい、ほのぼのとした児童書、絵本を紹介いたします。心に潤いがほしいとき、人の温かさに触れたいとき、ちょっとひとやすみしたいときにおすすめの本です。

 

でんでんむしのハガキ

でんでんむしのハガキ

 まど みちお(著) (理論社)
 童謡「ぞうさん」の作詞家としても有名な詩人による日常の小さなものを切り取った詩集。90歳を過ぎて書かれたもので、年老いた夫婦のトンチンカンな日常や、郵便受けに落ちている葉っぱをでんでんむしのハガキと捉えた詩など、新作28編が収録されています。まどさんの自然を見つめる目は少年のよう。

きらきらと輝く自然を切り取って、壮大な景色を見せてくれます。自然の中で謙虚に生きる人間たち。素朴なことばでまっすぐに伝えてくれます。挿絵が子どもが描いたような絵で、詩とぴったりマッチしています。

 

まどれーぬちゃんとまほうのおかし

 

まどれーぬちゃんとまほうのおかし (創作児童読物)

 小川 糸(著) (小学館)
 「食堂かたつむり」などおいしそうな食べ物を描く著者が、はじめて子ども向けに書いた本。大切な誰かのために一生懸命お菓子づくりをするまどれーぬちゃん。

一つ一つの工程で驚いたり喜んだり。次々にいろんなお菓子づくりに挑戦していきます。まどれーぬちゃんが作ったまほうのおかしとは?心温まるストーリーと荒井良二さんによる色えんぴつタッチの挿絵が可愛く、親子そろってお菓子づくりがしたくなるような本です。

 

おばけパーティ

おばけパーティ

 ジャック デュケノワ(著) (ほるぷ出版)
 ペアレンツ・チョイス賞を受賞したフランスのおしゃれでコミカルな絵本。古城に住むおばけたちが友達を呼んでパーティーを開きます。

ふるまわれたカクテルの色に染まっていくおばけたち。飲んだり食べたりするたびに、どんどんいろんな色に染まっていく様子が楽しく、いたずらをする様子も可愛らしい。

ポケットサイズの子どもたちにも大人気の絵本です。

 

 本のなかの誰かが微笑むと、こちらまで微笑みたくなる。そんな温かさが伝染するような本です。読み聞かせにもおすすめの可愛らしい本です。

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