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【古代 文化 本】世界各地の古代時代の文明特徴、世界史をまとめた、おすすめ本

日本は紀元節を考慮すれば単一の国としては世界最古の歴史を誇る国です。
でも国としての体裁を変えつつ文明として見てみるともっと歴史のある国々が世界にはあるのです。
そんな太古のロマンに触れることのできる名著を紹介しましょう。

 

『エジプトのミイラ』

エジプトのミイラ

著・アリキ
今からおよそ5000年前、北アフリカのナイル川をはさむ豊かな土地に大きな国が興り、文明が栄えました。これが古代エジプトです。
古代エジプトでは、人が死んでも、たましいはいつまでも生きていて、死んだ人の体と死の国のあいだを行ったり来たりすると考えられていました。
そこで、たましいが帰ってこられるように、死んだ人の体をミイラにして残したのです。では、ミイラはどうやって作るのでしょうか。
ミイラの作り方をくわしく紹介し、古代の宗教、死生観、精神世界についてもわかりやすく解説した本です。

 

『土の中からでてきたよ』

土の中からでてきたよ

著・小川忠博
じょうもん時代って、知っていますか?日本で土器を使いはじめたころですね。今からだいたい15000年前から2500発前ぐらいまでのあいだです。この本は、日本各地のじょうもん時代の遺跡から発掘されたものの写真を集めて紹介しています。
笑っている顔、おこっている顔いろいろな顔があります。耳かざりや、あかちゃんの足がた、動物のかたちをまねたもの。当時の人びとが、なにを考えてどうやって暮らしていたかを研究する手がかりになります。
教科書に出てくる有名な土器の写真だけでなく、動物のかたちや土器についている顔など、子どもたちにも興味をもって身近に感じられる写真がいっぱい。文章もあまり専門的でなく、気軽に読めます。この本を読んだあとは、ぜひ郷土の博物館にいってほしいですね。

 

『三国志1 英傑雄飛の巻』

 

三国志〈1〉英傑雄飛の巻

著・渡辺仙州
時は2世紀、漢王朝末期の中国では、貧苦にあえぐ農民が大規模な農民一揆、黄巾賊の乱を起こしました。これを平定し、われこそは新しい天下をとろうと、国中から勇者たちがぞくぞくと集まってきました。
曹操、孫堅、劉備という3人の英雄の出現で、国はやがて魏・呉・蜀の3つにわかれることになります。知恵と力のかぎりをつくしてあばれまわる勇者たちの活躍は、はげしく熱いです!
『三国志』は中国の歴史書が民間伝承や講談で大きく脚色され、明代に「三国演義」として編集されたものをもとにし、作者は特定できていませんが、日本人にも馴染みが深く、経営者にも愛読者が多いので社会人のみなさんにおすすめですよ。

 

そんな古い歴史に触れてみると、当時の人々が何を考えていたのか想像が膨らんで楽しいですよ。
振り返って現代の私たちの考え方も、そう大して変わってないことに気付き、急に身近に感じられるかもしれません。

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