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【試練 乗り越える 本】少年が試練を乗り越え成長していく話

有名なマンガ『週刊少年ジャンプ』のテーマは友情・努力・勝利なのだそうです。
いつの時代も少年たちは困難に打ち勝って成長していくものですね。
そんな渦中にいる少年、特に小中学生男子におすすめの本を紹介します。

 

『乱太郎の忍者の世界』

乱太郎の忍者の世界

著・尼子騒兵衛
忍者とはいったいなにもの?忍者はどんな術を使ったの?それは、長いあいだ、秘密にされていました。「口伝」といって、選ばれたものにしか伝えられなかったからです。
忍術を身につけるには、きびしい修行が必要でした。忍者とよばれるようになったのは江戸時代ですが、聖徳太子の時代から活躍していました。
忍者の大切な仕事のひとつが、情報を集めること。任務を果たすために、服装や道具、武器に工夫を凝らしました

 

『クラバート』

クラバート

著・オトフリート・プロイスラー
4歳の少年クラバートは、夢を見ました。11羽のからすが1本の止まり木にとまっていて、左の枝が1羽ぶんあいているのです。だれかの声が、クラバートの名前を呼んでいます。「シュヴァルツコルムの水車場に来い。おまえの損にはならぬだろう!」と。3日続けて同じ夢を見たクラバ-トは、シュヴァルツコルムの水車場にいって、親方の弟子になりました。そこには見習いの職人が11人いたのです。どうもただの水車小屋ではなさそうですが......。
大どろぼうホッツェンプロッツ」で有名なプロイスラーの代表作。ドイツ・ラウジッツ地方に伝わる「クラバート伝説」をもとに、17世紀末から18世紀初頭の歴史状況を配して、少年クラバートの魔法使い修行生活を描いている作品です。

 

『なん者ひなた丸ねことんの術の巻』

なん者ひなた丸ねことんの術の巻 (なん者・にん者・ぬん者)

著・斎藤洋
なん者というのは、修行中の忍者のことです。なん者が修行を積んでいちにんまえになると、忍者となります。忍者になるには、たくさんの修行をしなければなりません。ひなた丸はまだ小さくて、ねことんの術しかできません。手裏剣も、3回のうち1回ぐらいしかあたらないのです。
そのひなた丸が、おしろの御家老様にたのまれて、となりの国を探りに行くことになりました。ひなた丸は大はりきりですが......。
なん者ひなた丸の本は全部で15冊。ひなた丸は修行をつみ、巻を追うごとにできる術がふえていきます。戦国時代を舞台にして、がんばって成長していく男の子をユーモアたっぷりに描いた作品です。

 

読んでいくうちに主人公に感情移入して、自分の中で何かが変わってくるのを感じるはずです。
ぜひ勇気を出して一歩前に踏み出してくださいね。

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