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【宮部みゆき おすすめ本】異世界ファンタジー好きにおすすめ小説【悲嘆の門】

先日、文庫版でこの「悲嘆の門」上中下巻を読み終えました。

もともと宮部みゆき先生の本は昔から大好きで好んで読むのですが、この作品は「英雄の書」の続編であるという事で興味津々で手にとりました。

「英雄の書」は、ライトノベルの異世界ファンタジーが好きな方に特におすすめです。

 

「英雄の書」

 

悲嘆の門(上)

「英雄の書」は現実世界と、現実世界でない場所を挟んで描かれたお話で、ファンタジーとも違う、また、ゲームなどの世界ともちょっと違う、とても不思議な作品であったと同時に、とにかく一字、一字噛み締めて読み、熟考した楽しくも、とても悲しい作品でした。

あの続編?という事で、これは読まずにはおられないと思いました。という訳で、悲嘆の門だけを読まれても大丈夫なストーリーにはなっていますが、英雄の書から読むのがオススメです。

その方が、この本をさらに大きく理解できると思います。とにかく読み始めたら止まらない本でした。寝食忘れて一気に読みふけりました。

 

どういう話か

連続殺人犯をサイバーパトロール会社のバイトの大学生が追っていくのですが、それが異次元の世界への関わりを生みます。その異次元との関わりを、断つべきか、引き返すべきか否か、迷いながらも進んでしまう展開に手に汗握るのですが、とにかく凄かったのは、現実社会でどうしてこんな事が起こりえるのだろう?と疑問に思う事、神も仏も無いのだろうか?と思うような事が多々ありますよね。

そういった事柄をその異次元というか、異空間というか、現実社会じゃないところで起こっている事が関連していて、それがただのファンタジーじゃなくて、妙に納得してしまう部分です。

この大学生は異次元世界から来た怪物にある力を与えられるのですが、この力で人間の本当の部分、姿と言いましょうか、が、見えるようになるのです。多重人格の殺人犯には顔が二つある怪物が見えたり、人間の醜い、隠している部分がかいぶつとなってその人間に寄り添っている。ありえないのに、ありえるかも・・・と信じてしまう位、説得力のある筆力で、描かれています。

 

悲嘆の門(上)

最後に

さすが最強のストーリーテラーである宮部みゆき先生だと思いました。かなりエグイ描写が、とても生々しく出てきます。

でも、必要な生々しさだと思いました。子供から、学生、社会人、大人まで、読んで、そこから色々なものを感じて、考えられる、楽しいだけではないとてもとても深い作品です。

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