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「自分が何をしたいのかわからない!」な人におすすめ本

自分が何をしたいのかわからない!人間関係に押しつぶされそう!でもいつか何かを成し遂げたい!
こう考えている人に、ぜひ浅田次郎の「蒼穹の昴」シリーズを強くおすすめします。

 

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

どんな本か
シリーズの始まりは「蒼穹の昴」から始まり、「中原の虹」で物語は終わります。その間のスピンオフ作品に、「珍妃の井戸」や「マンチュリアン・リポート」などがありますが、まずは「蒼穹の昴」からじっくり読んでいただきたいと思います。
物語の舞台は中国の最後の王朝・清の時代。中国の地方都市の貧乏な家に生まれた糞拾いの春児(チュンル)が、浮浪者のような老婆に「お前はいつかきっと天下の宝を手にする運命を持っている」と予言され、その言葉を信じて清王朝の深部まで出世をしていくサクセスストーリーです。同じ時間軸で、もう一人の主人公・梁文秀という地方役人の出世物語も展開され、同じ田舎から王宮へ向かった2人の近いようで遠い関係が本当にドラマチックで面白いです。

 

ここがおすすめ
主人公たちの出世のしかたは、ところどころに神のお告げなどスピリチュアル要素が入りますが、現代社会人の処世術にも役立ちます。むしろ大学生の就職活動の時に読みたかったです。そのくらいに現代社会でも役立ちます。
主人公の一人、春児は物語の中でとんでもない試練と運命を背負い込むことになりますが、主人公のひたむきな頑張りに、読み進めていくうちに自分も励まされます。努力は必ず報われる!は、春児のためにある言葉なのでは?と感じずにはいられませんでした。最後に、春児はどのような宝を手に入れるのか?ぜひ春児を応援しながら読んでみてください。

 

「中原の虹」
もう一つのシリーズ「中原の虹」では、清王朝亡き後の混沌とした中国の様子が描かれています。ここでの主人公は馬賊(今でいうちょっと荒っぽい自衛団)の張作霖と、その部下になった春児の兄・春雷(チュンレイ)です。

ちょっとインテリヤクザみたいな張作霖と、粗暴な春雷の二人が、中国の覇者になるべく中原を目指すストーリーで、「蒼穹の昴」の主人公たちと絶妙な関係性を持ちながら話が進んでいきます。「蒼穹の昴」の後日談のような場面も出てくるので、ぜひシリーズで読んでみてください。

中原の虹 全4冊合本版 蒼穹の昴 (講談社文庫)

 

最後に
大きな組織や大きな流れをどのように泳いでいくのか。それぞれの主人公たちに気持ちを寄せて読んでいくと、その壮大さに「自分も何かできるのではないか?」と不思議なやる気が沸いてきます。もし、何かに立ち止まったとき、浅田次郎の中国長編小説シリーズ。

読んでみて下さい。

 

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