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【自分 探し 本】「自分探しは意味ない。」と思う方へ、読んで欲しいおすすめ本

自分探し、この言葉は何とも魅惑的な響きがありますね。
このことを考えることは哲学的には意味があるのかもしれませんが
結局、何も結論を生まないことがほとんどです。
そんな堂々巡りに疲れたよという人におすすめしたい本があります。

 

『バカが全裸でやってくる』

 

バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫)

著・入間人間
ひょっとして君は天才かもしれない、小学校2年生の時に先生にこう言われた僕は小説家を目指します。
現在大学生の僕は誰にも負けない夢への思いを持ち、努力もしているけれど自分は天才ではないことに気づきました。
そんな彼の前に現れたのは全裸のバカでした。努力は天才を上回るのか努力で夢は叶うのかが書いてあります。
とりあえず何も考えずにこの本を読んで作者にとことん踊らされてしまいましょう。タイトルの衝撃もですが、内容も驚愕の結末ですよ。

 

『結婚しなくていいですか』

 

結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 (幻冬舎文庫)

著・益田ミリ
主人公の森本好子、通称スーちゃんは36歳の独身女性です。カフェ店員をしていて彼氏はいません。
かつてのバイト先の社員、ヨガ教室で再開したさわこさんはもうすぐ40歳、経理事務の仕事が終わると寝たきりの祖母の介護をしています。
13年間彼氏なし、結婚相談所で出会った男性と結婚し、妊娠中の舞ちゃん。
ライフスタイルの異なる30代の女性達の不安や葛藤、怒りせつなさを淡々と描いた四コマ漫画です。
この本を読むと少なくとも自分探しなんてしなくていいということに気づきます。
自分が辛くて惨めな時って誰にも話したくないし、でもひとりぼっちじゃ心細いそんな時に、うんうんそうだよねって気持ちに寄り添ってくれる癒し本です。
壁にぶち当たってるなあと思っているOLに読んでほしいです。

 

『ガール』

ガール (講談社文庫)

著・奥田英朗
30代の働く女子を描いたオムニバス形式の短編集です。驚くほどリアルに描かれた心理描写と戦う女性の姿勢に共感を呼びます。
表題作の他、ひろくん、マンション、ワーキングマザー、ひとまわりの全5編を収録しています。
主人公たちの年齢からくる焦りや悩み、持ち前の強さと明るさで乗り越えているのでどんより重くならずにスカッとします。
男性作家なのにどうしてこんなにも女心がわかるのかと、観察眼の鋭さにも驚くでしょう。

 

とりあえず目の間にあることを丁寧にやっつけていきましょう。
壁にぶち当たったときは日常の些事を淡々とこなすということがいいのかもしれません。

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