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【子供 人間力 おすすめ】子供の人間力、精神の成長におすすめ本3選

子育てをしていると、自分の子がいつの間にこんなに成長したんだろうって思う瞬間があります。
そんな子は親の気付かないところで、冒険の体験をしているものです。それは実体験だろうと本の中の世界だろうと変わりません。
子供の成長に大きく役立つであろう3冊をご紹介しましょう。

 

『くらやみ城の冒険ミス・ビアンカシリーズ1』

くらやみ城の冒険 (ミス・ビアンカシリーズ (1))

著・マージェリー・シャープ
牢屋にとらわれている囚人をなぐさめるのは、ねずみたちです。あまり知られていませんが、ねずみたちは、世界各国に広がる「囚人友の会」をつくっています。
あるとき、おそろしいくらやみ城にとらわれている囚人を救うため、この「囚人友の会」が行動を開始しました。まず、詩人のふるさとノルウェーに行き、勇ましいノルウェーねずみを連れてこなくてはなりません。
その役目をひきうけたのが、美しく優雅な白ねずみの、ミス・ビアンカでした。優雅で美しく、気品に満ちた貴婦人でありながら、同時に大胆な行動力をもあわせ持つ白ネズミのミス・ビアンカ。
彼女を中心にした冒険物語シリーズは全7巻。いずれも、劇的な物語の展開で読者をひきつけることでしょう。

 

『冒険者たちガンバと十五ひきの仲間』

冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間

著・斎藤惇夫
16ぴきのネズミが、小さな船の船倉にこっそり乗りこんでいます。行き先は、夢見が島。島には、たくさんのネズミたちが平和にくらしていました。あるとき、おそろしいイタチの一族がやってきて、ネズミたちを食いはじめました。
島に残ったわずかなネズミを助けに、16ぴきは島へ向かっているのです。ネズミたちの会議が始まりました。作戦を立てようと1ぴきがいえば、別の1ぴきは作戦なんて無意味と言い、話はまとまりません。
小さなネズミと狡猾なイタチの戦いを描いた、
読みごたえのある動物ファンタジーです。動物をいきいきと描いた挿絵が秀逸ですね。続編に『ガンバとカワウソの冒険』があります。

 

『とぶ船』

とぶ船〈上〉 (岩波少年文庫)

著・ヒルダ・ルイス
ピーターが偶然、手に入れた小さな船は、魔法の船でした。持ち主が行きたいと願うと、大きくなって、ピーターと兄弟を乗せ、空を飛んで、願った場所に連れていってくれるのです。
子どもたちはあちこちにいきましたが、一番わくわくするのは、時の旅です。神々の時代にも、ウィリアム征服王の時代にも行きました。
危険じゃないかって?だいじょうぶ。船の船首飾りのイノシシの頭を手でこすると、その時代のことばもわかるし、服装も同じ様になるのですから。
自立した子どもたちの魔法の冒険がまっすぐに描かれ、長い間、読者を魅了しました。主人公たちが大人になる最終場面は印象深いですよ。子育て中の母親に読んでほしいおすすめの本です。

 

ちっちゃい頃は、危ないから、ダメダメと危険から遠ざけてばかりなのは仕方がありませんが
ある程度成長したら少し暗い冒険させてみないと逆にダメなまま大人になってしまいますよ。
その意味では安全?に冒険体験が積める本という手段はとてもおすすめです。

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