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読書はみんなのサプリ

夏休み旅行に行くならどこに行きたい?

子供の頃に、夏休みにキャンプに行ったっり、親戚の家に泊まりに行ったりという思い出のある方は多いでしょう。
そんな、郷愁を誘うような思い出を呼び返してくれるような本をご紹介しましょう。

 

『すばらしいとき』

著・ロバート・マックロスキー
夏、海にはたくさんのボートが浮かびます。ヨットや、釣り船に、モーターボート。子どもたちがあやつるヨットのそばには、イルカが飛び跳ねてあそびます。ここは、アメリカの美しい島。夏の太陽に照らされて、子どもたちは海で遊びます。岩の上では、子どもたちが大の字になって濡れた体を乾かします。夜は明かりを消して海に漕ぎ出すと、空の星が水に映り、子どもたちを見つめます。
マックロスキーは、アメリカ・メイン州のペノブスコットの美しい入り江で夏をすごし、創作のインスピレーションを得ました。本書は、その地を舞台に、家族のひと夏を描いたものです。

 

『はちうえはぼくにまかせて』

著・ジーン・ジオン
トミーのいえでは、夏休みにどこへも行きません。おとうさんは、かわりに何でも好きなことをやっていいと言いました。そこで、夏休みに旅行する人のために、鉢植えを預かることにしました。トミーは、鉢植えの世話がとてもじょうず。近所の人が大勢、鉢植えを持ってきました。
植木鉢1個で、1日2セントです。家中が、鉢植えでいっぱい。
子どもたちによろこばれる、親しみやすい動きのある絵が、細部まで描きこまれ、お話をさらに膨らませています。読み聞かせにもオススメです。

 

『フィーフィーのすてきな夏休み チュウチュウ通り3番地』

フィーフィーのすてきな夏休み―チュウチュウ通り3番地 (チュウチュウ通りのゆかいななかまたち)

著・エミリー・ロッダ
フィーフィーは、チュウチュウ通り3番地にすんでいるお母さんネズミです。まいにち、14匹の子ネズミの世話をするので大忙し。休みを取って、のんびりしたいと思っていました。
そんなとき、「チーズ・ホイホイ」のラベルを50枚送ると、豪華な夏休みが当たる懸賞の広告を見つけました。さっそく「チーズ・ホイホイ」をたくさん買ってきて、家族で朝ごはんに食べました。
とってもまずい、変な味ですが、がんばって食べて、豪華な夏休みを当てなくては。ネコイラン町のチュウチュウ通りに住む仲間たちを主人公にした物語シリーズです。洒落た小型のサイズに、たっぷりのカラー挿絵がついた見た目もオシャレな装丁で小学校低学年の子供にオススメでしょう。

 

家族で旅行に行くといっても、それは決して型通りの観光地やレジャー施設に行くだけが能じゃないですね。
楽しい思い出は、どこに行ったかということよりも、そこで誰と何をして過ごしたのかということにあると思いますよ。
特に小学生におすすめしたい本です。

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