子どものころの一日は無限に続いていくのに、大人になったら毎日やることに追われてベッドにつくころにはもうくたくた。いつのまにか眠りに落ちてしまうという人が多いのではないでしょうか。それでも眠ってくれない子どもたちには絵本を読み聞かせてあげるのがイチバン!なんだか眠りが浅い、途中で起きてしまうという大人の方にもおすすめの絵本を紹介します。
ゆめのとびらをひらくとき
カール・ニューソン (著) (岩崎書店)
おやすみ前、寄り添いあうクマの親子。お母さんクマは夢の世界のような冒険のものがたりをおはなししてくれます。夜眠りにつくのは「ゆめのとびらをひらくこと」ー幻想的で心地よい夢の世界を堪能しながらベッドのなかへ。岡田千晶さんのパステル調のイラストがほんわかして優しい気持ちになれます。見開きいっぱいに描かれた夢の世界をご堪能ください。
かいちゅうでんとう (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
みやこし あきこ (著) (福音館書店)
暗闇が怖いというお子さまに読み聞かせしてあげてほしい絵本。真っ暗な闇のなかで照らされる懐中電灯。光を近づけてみたり遠ざけてみたり。手のひらで光をつかまえて遊ぶ兄弟。子どものころの新鮮な驚きに懐かしい気持ちになります。闇の時間は大人の時間。そんな時間にドキドキする子どもの時間を再現してくれます。
よりみちエレベーター
土屋 富士夫 (著) (徳間書店)
おばあちゃんちにアイスクリームを届けるためにエレベーターに乗った男の子。エレベーターはあちこちによりみちをします。早く到着しないとアイスが溶けちゃうのに!大好きなイルカやハワイの誘惑を乗り越えておばあちゃんちに到着!おふとんのなかで冒険ができちゃう楽しい絵本です。きっとワクワクする夢がみれますよ!
ねむたいひとたち
M.B.ゴフスタイン (著) (あすなろ書房)
「ピアノ調律師」など有名な絵本を手掛けるゴフスタインの傑作ねむり絵本。ねむりこびとの一家はいつでもねむい、ねむい。ねむりにつくときが、いちばんの幸せです。あくびをし、のびをするときの気持ちよさそうなイラスト。シンプルな鉛筆画と手のひらサイズの小さな絵本が可愛らしさとゆるやかでのほほんとした世界観を味あわせてくれます。眠ることが楽しくなる絵本。いつもコワい夢をみてしまうという方におすすめです。
眠れないとついついスマホで遊んでしまいがちですが、ブルーライトは眠りを妨げるといわれています。ベッドサイドに安心できる絵本を置いておくと、すんなり眠りにつくことができますよ。