真っ赤に熟したひとくちサイズのいちごは子どもたちのなかでも人気ナンバーワン。つぶつぶした舌ざわり、ジューシーな食感とやわらかな果肉。そのまま食べても美味しく、ショートケーキやイチゴ大福、アイスクリームなどに加工されてもおいしい甘酸っぱい味。身近にありながら、なんだか特別感がある果物です。今回は、いちごが大好きなお子さまから大人までご案内いたします。どうぞお楽しみください。
いちご だんめん図鑑
わたなべ まこ(著) (小学館)
Twitterで有名になった一冊。築地市場のおいしいものを届ける通販会社を経営している著者が長い年月をかけて出会った生産農家さんから教えてもらった様々な種類のいちご42種類を紹介してくれています。生産地、名前の由来などいちごのプチ情報もたくさん。断面の美しさやそれぞれの違い、味の違いなど大人が読んでも面白いと評判のいちご愛にあふれた一冊。ただ眺めているだけでも楽しいシンプルでコンパクトな図鑑です。
ふたつのいちご
林 明子(著) (福音館書店)
クリスマスケーキにのせるいちごを探しに森に行ったかすみちゃん。森で出会ったのはバスケットにたくさんのいちごを入れている野うさぎのこども。追っかけていくとうさぎのお母さんがクリスマスケーキを作っていました。メルヘンでかわいらしいいちごのファンタジー絵本。頬が上気した嬉しそうな少女のイラストが真っ赤ないちごのように可愛らしい小さな絵本です。
いちごパフェエレベーター
石崎 なおこ(著) (教育画劇)
透明のグラスに各層ごといろんなスイーツやフルーツが重ねられていくパフェ。パティシエの案内でパフェのなかをエレベーターで移動するという楽しい絵本です。ドアが開くと違う世界が広がっている楽しさ、いちごの大冒険。アイスクリームの海で泳いだりお菓子の遊園地で遊んだり。甘いもの好きの大人にもおすすめの絵本です。
なんだか乙女チックでイラストになってもカワイイいちご。緑のはっぱとのコントラストもキュートです。日本では品種改良を重ねた結果、甘いいちごの「あまおう」をはじめ様々な品種が誕生しました。ピンク色の「白いちご」も大人気。春先のご褒美ヘルシーデザートとしても楽しめます。果糖は太りにくいのでダイエット中の方もどうぞ。