ほんのむし

読書はみんなのサプリ

【美味しい 絵本】食べ物の大切さが分かる。読んでるとお腹が減ってくる本。

食べ物を題材にした本って、なんでこうも魅惑的なんでしょうね。
特に子供たちが大好きな食べ物のお話を読むと、読み終わったとたんに本に登場した食べ物が食べたくなります。
そんな、ちょっとお腹が鳴ってしまうような絵本をご紹介しますね。

 

『しょうたとなっとう』

しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本)

著・星川ひろ子
しょうたは、おじいちゃんと畑に大豆の種を蒔きました。やがて芽が出て、りっぱな枝豆になりました。秋になって、茶色くなったさやの中には、蒔いたのと同じ大豆が入っています。
おじいちゃんは、大豆を茹で、わらの入れものの中に入れました。
「とっておきのへんしんをしたぞー」といっておじいちゃんができあがったものを取り出すと、それはなんと、納豆でした。白いごはんにのせた納豆は、毎日食べたいごちそうです。
湯気のたつほかほかの白いごはんに納豆がのっている表紙が、圧倒的迫力の写真絵本です。「納豆はネバネバが気持ち悪くてきらい」という子どもたちに、伝統食納豆のひみつを伝えようという著者の意気ごみが伝わります。

 

『よもぎだんご』

よもぎだんご (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん)

著・さとうわきこ
春です。さくらの花の下で、子どもたちがどろだんごを作っています。「ばばばあちゃんもひとつどうぞ」もらったばばばあちゃんは、ほんもののおだんごを作ろうと、子どもたちを誘います。みんなで、野原で草摘みです。よもぎ、せり、よめな、のびる、つくし......。
ばばばあちゃんが、草の見わけかたや食べ方を教えてくれました。さあ、かえってよもぎだんごを作りましょう。
子どもといっしょに野原で草摘みをして、一緒によもぎだんごをつくると楽しいですね。ばばばあちゃんの本には、ほかにも、おもちつきや焼きいも、アイスキャンデーなど、子どもといっしょに料理するものがあって、どれも読みたくなります。

 

『王さまのアイスクリーム』

 

王さまのアイスクリーム (ゆかいなゆかいなおはなし)

著・フランセス・ステリット
むかし、あるところに気難しい王さまがいました。王さまは、毎日3じにクリームをたべました。冬は温かいクリーム、夏は冷たいクリームでなくてはいけません。その上、クリームには、毎日ちがったシロップをかけます。
日曜日はストロベリー、月曜日はラズベリー、火曜日はバニラというようにね。これをコック長が毎日作るのですから、たいへんでした。
そこでコック長は、7人の娘の名前を変えてしまいました。ストロベリー、ラズベリー、バニラというようにね。
みんなが大好きなアイスクリームがどうやって偶然作られるようになったかというお話です。

 

現代の私達は食べ物ができる過程を知らずに口にしているということが多いですね。
みんなが大好きな食べ物の由来を知ると、もっともっと好きになるかもしれませんよ。

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