なんだか元気がでない、何もかもがいやになってしまったという疲れた女性におすすめの絵本を紹介いたします。
スマホの電源を切って心の充電をしてみませんか?リフレッシュできて自然とエネルギーが湧いてくるおしゃれな絵本を集めました。手元において何度でも読み返してみてください。
フェデリコ・ガルシア・ロルカ 子どもの心をもった詩人
イアン・ギブソン (著) (影書房)
スペインの国民的詩人と呼ばれているフェデリコ・ガルシア・ロルカの伝記絵本。激動の時代に生まれ、芸術と平和を愛し、信念を強く持って活動するものの内戦の犠牲者とともに銃殺されてしまった悲しい結末。人々に広く愛された「ジプシー歌集」が有名です。スペイン語と日本語の対訳なので、スペイン語の勉強をされている方にもおすすめです。ロルカミニ事典も掲載されているので、当時のスペイン事情を知ることもできます。
ジバンシィとオードリー ―永遠の友だち―
フィリップ・ホプマン (著) (文化出版局)
オードリー・ヘプバーンとユベール・ド・ジバンシィの友情を描いた絵本。子どものころの夢をあきらめざるおえなかった二人が、女優とファッションデザイナーとして、ひとつのドレスをきっかけに友情を深めます。シックな色あいがお洒落な絵本。展示会の記念に創られたそうで、インテリアとして置いておくだけでオシャレ度がアップします。レディな気持ちになれる絵本です。
さいこうのいちにち (児童図書館・絵本の部屋)
ジーン ウィリス (著) (評論社)
地上に出てきたカゲロウ。きょうはさいしょでさいごの一日です。長い間土の中で暮らし、さいごの一日は地上で卵を産んでいなくなってしまいます。朝やけから日が沈むまでの地球の、生命の儚くも美しい夢のような時間。限りある生命の時間を大切にしようと思わせてくれます。月光の輝くなか、羽を広げてとんでいくカゲロウが美しい絵本。傷ついたときに読むと心が浄化されます。
美しい絵本は内容だけではなく、装丁やイラストも素晴らしいもの。のんびりイラストを眺めていると美術館にいるような静寂の中にある興奮が甦ります。アロマキャンドルを焚いたあたたかな光のなかで、くつろいで読んでみてください。ほっとひといきつけますよ。