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障碍にどう向き合う、接するか。身近に障がいを持つ方に読んで欲しい、おすすめ本3選。

障碍、または障がい者と向き合うというのは、最初は戸惑うものです。
特に身内にいないと、どう対応したら分からず、どんな反応をしたらいいのかも分かりません。
自然体でいればいいのですが、それはなかなか大人が教えてくれません。
そんなときに絵本から入るのも手だと思いますよ。

 

『トモ、ぼくは元気です』

トモ、ぼくは元気です

著・高坂直
かずきは小さい頃からお兄ちゃんのトモが危ない事や困ったことをしないように世話を焼いてきました。シャンプーを全部使ってお風呂を泡だらけにしないようにとか、隣の塀の上に空き缶を並べないようにとか。
でもあの日は違いました。同級生にいじめられていたトモを見捨てて走って逃げたのです。
この事件をきっかけにかずきは夏休みにおじいちゃんとおばあちゃんの家に行かされ、そこで商店街対抗の金魚すくい競争に出ることにしてなってしまいました。
障害のある兄を疎ましく思う自分に気づき迷いながらも兄を受け入れていく、そんなひと夏の少年の目を通して描いています。田舎の商店街で起こる事件はユーモラスで暖かく、爽やかな読後感を残します。
障害というものに向き合っている親御さんに読んでほしい本です。

 

『ぼくのお姉さん』

 

ぼくのお姉さん (偕成社文庫)

著・丘修三
あなたのお姉さんはどんな人ですか?作文の宿題で自分の兄弟のことを書かなくてはならない時あなたは誰のことを書きますか。
僕のお姉ちゃんはダウン症です。17歳になるのに赤ん坊のようにしか話せません。満足にひらがなも読めないし、かけるのは自分の名前くらい、数の計算はまるでだめです。
お姉ちゃんはこの春から福祉作業所に勤め始めました。朝の9時から夕方の4時半まで紙の箱を折る仕事です。
障害者の問題を扱った作品六篇の短編集です。著者は東京都立養護学校の教師の経験があり、障害児の問題にきちんと立ち向かった作品が多いです。

 

『おとうさんの手』

おとうさんの手 (どうわがいっぱい)

著・まはら三桃
おとうさんは、目が見えません。 でも、わたしがかえってくると、すぐにわかります。
「どうして、 わたしだってわかるの?」ときいたら、においでわかるんだよって、おしえてくれました。おとうさんは、家で「はりちりょう」をしています。
おとうさんの手は、まほうのように、かんじゃさんのせなかにはりをうちます。かんじゃさんは、きもちよさそう。
おとうさんは、てんきよほうのめいじんです。雨がふるときは、くうきがおもたくなるから、すぐにわかるんだって。
事故で失明したおとうさんが五感をとぎすまして暮らしているようすを、幼い子どもの視点から静かに描く物語です。


詩的な雰囲気の文章に、シンプルな挿絵が寄りそう、心が温かくなる作品です。

なにも障害者を特別視しないでサポートはしつつも健常者と同じ目線で付き合うことができれば最高ですね。

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