今回は、読んでいるうちに、うとうとしやすくなる眠くなる。
幸せな気持ちで眠りにつけるようなオススメ本を紹介いたします。
『ファイン/キュート』
高原英理
何か甘いものが食べたいんだけど、具体的には何が食べたいのかわからないなーと言ったような気持ちで新しい本を探していたら、まずはこの一冊をお勧めします。まさに寝る前にちょっと読みたいんだけど、でも面白い本が読みたいな。そんな時にオススメです。
この本は最初から順番に読むことをお勧めしますが、気になる単語で拾い読みもいいかもしれません。中に入っている作家はいろんな小説を書いてる人がいますが、難しい本だけが本というものではないこともよくわかると思います。気になる作家がいたら他の本も読んでみてください。私もこの本のおかげで古くて新しい大好きな作家が見つかりました。まだまだ自分の読書の幅を広げたいと思っている大学生にオススメです。
『クマのあたりまえ』
クマのあたりまえ (teens’ best selections)
魚住直子
表題作の『クマのあたりまえ』は小熊が雄熊の死体を見るところから始まります。子熊はにいちゃんに死んだ熊を見たと報告します。動かなくて冷たくて足がねじれてたよといいます。
すると、にいちゃんは誰でも死ぬんだぜと。子熊はどんと銃で撃たれた気がしました。僕も死ぬの?こぐまは必死になって死なないものを探します。そして石なら死なないと思って、石になる方法を聞きます。石になるには歌ってはいけないし、動いてはいけないし、石は痒くないし、腹を鳴らさないんだよと答えます。さてさてこぐまはどうするのでしょう?続きが気になるでしょ。
全7篇のこの短編集は大人のための子どもの本という位置づけです。しかしこの本の良さがホントにわかるのはもしかしたら社会人ではないかとも思ってしまいます。
『ひぐれのお客』
安房直子
甘いものが大好きな人にとって、朝食にパンケーキ、昼食にぜんざい、おやつにチョコレートパフェ、夕食はケーキバイキングなんて夢のようですね。でも、これでお腹が満たされるでしょうか?甘いものばかり食べていると、醤油のおせんべいなどが食べたくなったりしませんか。そしてご飯、焼き魚、お味噌汁が自然と恋しくなるでしょう。甘いものの美味しさも、ご飯を食べた時の満足感もどちらも心と体を作ってくれる人生の喜びなのですから。
では悲しいことや苦しいことをひとつの経験せずに大人になった人がいたとします。その人は本当に幸せだと言えるでしょうか。
寂しさを知っているから人に優しくなれる。悲しみを知っているから喜びを分かち合える。私が私らしくあるための大切なものなのではないでしょうか。この短編集はそういうことを伝えてくれる本です。
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(「ほんのむし」の私は、もちろんヘビーユーザーです。笑)
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