旅に出かけたいけどまとまった休みがとれないとき、夢心地でロマンチックな世界に没頭したいとき、頭を休めたいときにおすすめの写真集を紹介いたします。文字を読むのに疲れたとき、映画の一コマを見るような本を集めました。美しいものを見ると身も心も開放されたように感じます。写真に閉じ込められたロマンチックな一瞬をご堪能ください。
モロッコ 邸宅リヤドで暮らすように旅をする
モロッコ 邸宅リヤドで暮らすように旅をする (KanKanTrip18)
YUKA(著) (書肆侃侃房)
洗練されたエキゾチックな街、モロッコのマラケシュ。ラクダに乗って砂漠を旅したり、テントで星空を眺めたり。ローズピンク色の迷宮メディナを散策し、スークで雑貨ショッピング。宮殿のようなホテルやエステ体験。女の子の大好きが詰まったロマンチックなカワイイがたくさん詰まった写真集。インテリアの参考や旅ガイドとしてもおすすめです。
パリ・ドアノー―ロベール・ドアノー写真集
ロベール ドアノー(著) (クレヴィス)
一度見たら忘れられない、古き良きフランスの街並みや人々を収めたコンパクトな写真集。代表作である「パリ市庁舎前のキス」も掲載されています。モノクロ写真から感じるドアノーの温かさやファッション性。パリの日常を切り取ったかのような展開されていくドラマ。ありふれた日常からにじみ出る愛や弱さ。どの写真も絵画の一場面のような美しい写真集です。
しずくの国 〜 Spirit of Nippon 〜
相原 正明(著) (株式会社エシェル・アン)
オーストラリアの大自然を撮影することで有名な著者が初めて撮った日本の風景写真集。撮影を行う際は必ずキャンプをし、大陸と一体になるようにしているそうです。修正写真や展覧会のような構図ではない、ダイナミックな自然。霧、雨、霞、雪といった一粒のしずくから始まる奇跡の風景。力強く生き続ける生命力を感じさせてくれる写真集です。
スマートフォンの普及によって、誰でも簡単にそれなりの写真を撮れるようになりましたが、やはり写真家が撮影したものはテクニックだけではなく、そこに魂が宿っているような気がします。芸術作品といえる写真集です。