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【おばあちゃん おすすめ本】おばあちゃんの思い出に浸る。いつもありがとう。

あなたにとって、おばあちゃんってどんな存在でしたか?
優しくて、無条件に包み込んでくれて…などのイメージですよね。
でも、ちょっとおてんばで可愛い、変わり種のおばあちゃんのお話も楽しいですよ。

 

『おばあさんのひこうき』

おばあさんのひこうき (創作幼年童話選 4)

著・佐藤さとる
タツオのおばあさんは、あみもののめいじんです。どんなもようでも、すいすいあむことができます。あるとき、おばあさんは、ちょうちょのはねのもようをあんでみることにしました。
あんではほどき、ほどいてはあんで、とうとう、ちょうのはねとおなじもようがあめるようになりました。
ところが、あんだけいとが、ふわふわうき上がるのです。おばあさんは、このあみかたでひこうきをつくってみよう、そのひこうきにのって、タツオに会いにいこうとおもいました。
作者には、子どもたちだけでひとり乗りの飛行機を作りあげる『わんぱく天国』(小学校高学年向き。講談社)があり、こちらもワクワクしながら読めます。
ドラえもんのタケコプターが欲しいなと思ったことのある、あなたにオススメの本です。

 

『チキン・サンデー』

 

チキン・サンデー

著・パトリシア・ポラッコ
チキン・サンデーとは、おばあちゃんがタはんにフライドチキンを作ってくれる日曜日のことです。おばあちゃんは、わたしたち3人に、キャベツのベーコン巻や、豆のシチューや、とうもろこしや、あげパンも作ってくれます。
おばあちゃんは、教会の帰りにいつも、ぼうし屋さんのショーウィンドーをながめました。イースター用の、すてきなぼうしがかざってあったのです。
わたしたちは、あのぼうしをおばあちゃんに買ってあげたいと思いましたが、ためてあるお金ではぜんぜんたりませんでした。
ケニアの風習のイースターの卵。いじわるなをしたぼうし屋さんの、ほんとうの姿。外見は絵本の体裁だけど書いてある内容は奥深く大人向きなんじゃないかと思います。
いろいろな国の風習に興味をもちはじまた子どもたちにオススメの本です。

 

『リンゴの木の上のおばあさん』

リンゴの木の上のおばあさん (岩波少年文庫)

著・マミラ・ローベ
アンディがリンゴの木にのぼっていると、とつぜん「ハロー、アンディ」という声がしました。
見ると、なんと、見たことのないおばあさんが木の上にいるではありませんか。おばあさんは、アンディをゆうえんちに連れていってくれました。ふたりはメリーゴーランドに3回のって、わたがしを食べて、ブランコを宙返りするまでこぎました。
このふしぎなおばあさんは、アンディがリンゴの木にのぼるとあらわれて、いつもおもしろいことをしてくれるのです。
少年文庫なのでむずかしそうに見えますが、お話は小学生でも共感できるので、ひとこと添えてすすめてほしい、挿絵も楽しい一冊です。

 

人生100年時代に突入して、こんな楽しくて好奇心旺盛なお年よりも普通にそのへんに居そうな感じがしますね。
また、自分が老人になったときにも、こうなれたら楽しいだろうなと思わせてくれる本です。

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