いつも人の中心に君臨する王のような存在の獅子座のあなた。明るく華やかなオーラを身にまとった人です。
プライドが高く、他者を導いていくために努力はかかしません。責任感が強く、人をひっぱっていく才能あふれる獅子座さん。そんな統率力に優れた獅子座さんにおすすめの本を紹介いたします。
キャッチ=22〔新版〕(上・下)
ジョーゼフ・ヘラー(著) (早川書房)
「キャッチ=22」とは不条理という意味。軍隊に所属する主人公は、いつ死ぬかという恐怖から帰国したいばかり。出撃回数のノルマは果たしているのに国は帰国許可を出さない。
狂っているふりをすれば帰国できると思いつくが、周りのほうが既に狂っているので精神科医は許可をしない。戦争で商売をしようと考える人、名声を追い求める人、ロマンに逃げる人。
人それぞれ戦争の捉え方が違い、死の恐怖という真っ当なことを考えている時点で狂ってはいないのです。不条理という環境のもと、どう人々を導いていくか。ヨーロッパの不条理小説とは異なる明るさに満ちた作品です。
プラダを着た悪魔(上・下)
ローレン ワイズバーガー(著) (早川書房)
ファッションに興味がないのにファッショ雑誌の担当になった新人編集者のアンドレア。厳しい編集長ミランダの無謀な要求に屈せず、文芸誌の担当になるために頑張ります。悪魔と呼ばれる女性編集長ですが、その道を究めたからこそのカリスマ性溢れる人物。時代や流行を作り出す敏感なセンスと徹底ぶり。そのためには妥協は許しません。実在した女性編集長による「ヴォーグで見たヴォーグ」も併せてどうぞ。
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
岩田 松雄(著) (サンマーク出版)
スターバックスでCEOを務めた著者によるリーダー論。威圧的な上から目線ではなく、共に努力し、決して逃げず、周りに助けてもらう。そのためには常に謙虚な姿勢で人間力を高めるべきだと書かれています。
カリスマ性溢れるリーダーも素敵ですが、こんな余裕があるリーダーなら何でも話せて少しの無理ならしたくなるような人間性を感じさせられます。
蠅の王
ウィリアム・ゴールディング(著) (新潮文庫)
漂流した少年たち。助け合って生きていたにも関わらず、争いがはじまります。ノーベル賞作家が贈る人間の残虐性をあぶりだす作品です。秩序や理性が失われた世界で、どのような方法で人を幸せに導くか、考えてみてください。
生まれながらのリーダーは一人もいません。その裏にはたくさんの知識や経験、努力があるものでしょう。決して傲慢にならず、人がついていきたいと思えるような人間性を大切にしていってくださいね。