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【環境問題 本 小学生】環境破壊という問題について分かりやすい例で考える。おすすめ本まとめ。

地球温暖化とは?とか環境破壊を何とかしなければいけない、なんて大上段に構えて議論するよりも
ときには絵本で説明されたほうが、しっくりくることがあります。
そんな環境問題、とくに森林破壊について書かれた絵本を紹介します。

 

『どんぐりかいぎ』

どんぐり かいぎ (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)

著・こうやすすむ
北の国のどんぐりの森では、どんぐりがたくさんなる年と、少ししかならない年が、1年おきにあります。それはどうしてでしょう?どんぐりの木たちは、自分たちが落としたどんぐりを、動物たちがおいしそうに食べてくれるのを、うれしそうに見ていました。
でも、動物たちがどんぐりを全部食べてしまうと、子どものどんぐりの芽が出ません。そこで、どんぐりの木たちは、どんぐり会議をひらいて、相談したのです。
森の中の命のつながり、自然の法則を、物語仕立てで楽しく紹介した絵本です。どんぐりがたくさん落ちる季節に、ぜひ読み聞かせをしたい1冊ですね。

 

『大森林の少年』

大森林の少年

著・キャスリン・ラスキー
1918年の冬、アメリカでのおはなしです。悪性のインフルエンザが流行って、たくさんの人が死んでいきました。とうさんとかあさんは、10歳の息子マーベンを知り合いのところに避難させることにしました。
その人は、北部の大森林で、木材の伐採をしているのです。マーベンは、両親や兄弟と別れて、汽車で旅だちました。やってきた伐採場は、カナダの人がたくさんはたらいていて、ことばも通じません。でも、ここではたらくしか生きのびる方法はないのです。
作者の父親の実体験にもとづいた物語で。10歳の小柄で非力な少年と、カナダ人で力持ちの大男のきこりとの友情が、力強く生きぬく姿とともにすがすがしく描かれています。

 

『のどか森の動物会議』

のどか森の動物会議 (子どもの文学青い海シリーズ)

著・ボイ・ロルンゼン
みんなが百万長者になれると村長にけしかけられ、かわず村の人びとは、のどか森の木をぜんぶ切りはらって、町で売ることにしました。のどか森には、カラス、フクロウ、ハムスター、野ネズミ、ウサギ、イノシシ、シカなど、たくさんの動物たちがすんでいます。森の木を切りはらうなんてことを、ゆるしてなるものか!
木の根っこに住む小人のペーターがリーダーになり、動物会議がはじまりました。「のどか森から手を引け!」
ゆかいな動物物語の中に自然破壊への警告が感じとれるドイツの児童文学です。スタジオジブリの作品『平成狸合戦ぽんぽこ』のモデルになったのではとの説もあります。

 

なにかの運動をしていて賛同者を増やすには、肩肘を張った理論で攻めるよりも
心底納得してもらうのが一番です。
その意味では子供だけではなく大人にもオススメの本ですね。

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