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【フラワー 本】花にまつわる物語。ガーデニング女子にもおすすめ本。

昔話に登場するお花って、なんだか意志を持って行動しているような気がしませんか。
実際にはそんなことはないんでしょうが、たくましい進化の遂げ方をみていると何となくそんな風にも思えてきます。

 

『たんぽぽ』

たんぽぽ (かがくのとも絵本)

著・平山和子
たんぽぽは好きですか?黄色い花はきれいだし、白いわたげをフッとふいて飛ばすのも、おもしろい。でも、たんぽぽのほんとうのすがたを知っていますか?ひとつの花にいくつ花びらがあるか?根っこは長いか短いか?冬はどうやって過ごしているか?
知りたい人は読んでください。
身近なたんぽぽを、生き生きした絵と的確な文章で過不足なく紹介している本です。本書を読むと、もっとたんぽぽのことを知りたくなるでしょう。

 

『親指姫アンデルセンの童話1』

親指姫―アンデルセンの童話〈1〉 (福音館文庫 物語)

著・ハンス・クリスチャン・アンデルセン
むかしむかし、ひとりの女の人が、魔法使いからもらったたねをまくと、チューリップのような美しい花がのびてきました。女の人が赤と黄色の花びらにキスをすると、花はパチンと失きな音をたててぱっとひらきました。すると、その花のめしべの上にちっちゃな女の子がすわっていたのです。きれいな、かわいい子で、大きさが親指くらいしかなかったので、親指姫とよばれるようになりました。親指姫のゆりかごは、クルミのから。青いスミレの花びらが敷布団に、バラの花びらが掛け布団になりました。
アンデルセン童話は、だれもが知っているようで、完訳で読んでいる人は少ないです。デンマーク生まれの詩人の語る物語は、つぼやドアにも命をふきこみ、お姫様や王様も身近な存在にしてしまう、ふしぎな魅力がありますよ。

 

『みどりのゆび』

みどりのゆび (岩波少年文庫)

著・モーリス・ドリュオン
植木ばちに土を入れて、親指を土のまん中にさしこんで穴をあけます。種をまく準備です。チトがその仕事をして5分。植木ばちに、りっぱなベゴニアが花をさかせていました。チトの親指が、土の中の種をみつけて
育てたのです。チトに園芸を教えていた庭師のひげさんもびっくりです。チトは、自分の親指を使って、刑務所、新しい犬の小屋、病院、動物園など町中に花をさかせます。
みどりのゆび(英語でgreenthumb、フランス語でpoucesverts)というのは、植物(野菜類)を育てる才能、園芸の才のこと。

 

ガーデニングを家庭でしている主婦の方にオススメの本ですが
そうでなくても、心に潤いがほしいなと思っている方全員に読んでもらいたいですね。

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