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【教訓 本 おすすめ】ファンタジーの中に人生の教訓を見つけよう。

 フィクションの中でも、思いっきりフィクションであろうというファンタジー小説。
この創作の中に青春時代の悩み、解決方法が意外に詰まってるんですよ。
そんな人生の指針にもなってくれそうな小説を紹介しましょう。

 

『見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険 フェニックスのたまご』

見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険〈1〉フェニックスのたまご

著・R・L・ラフィーバース
幻獣学者としてのナサニエルの最初の仕事は、砂漠でフェニックスの誕生を見守ることでした。夕方、赤と金色にかがやくフェニックスは、オアシスに飛んでくるとナツメヤシの木に舞いおりて、大きな声で歌い、それからとつぜん炎につつまれました。火が消えると灰が残りました。
この灰を砂漠の寒さから守らなくてはなりません。ナサニエルの家は、世界を旅して、幻獣という、とても貴重な動物を研究し、保護する学者の家がらでした。

「見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険』は全4巻で、ドードー鳥、バジリスク、ユニコーンなど、空想上や絶滅した動物が登場する冒険ファンタジーです。

 

『星の王子さま』

 

星の王子さま―オリジナル版

著・サン=テグジュペリ
6年前、サハラ砂漠でぼくの飛行機がパンクしました。ぼくは、たったひとりで修理をやってのけるしかありませんでした。水は1週間分あるかどうかくらい、生きるか死ぬかの問題でした。
ぼくはその夜、人の住んでいるところから離れた砂地で眠りました。朝になって目を覚ますと、「ね...ヒツジの絵かいて!」と、小さな声がしました。それが、ぼくと星の王子さまとの出会いでした。
飛行士の体験をもつフランス人作家の、永遠の名作と呼ばれる作品です。こだわりのない眼で真実を見る王子さまとの会話は、ときには哲学的な意味をも感じさせ、大人にも愛読者が多い作品です。

 

『これは王国のかぎ』

これは王国のかぎ (中公文庫)

著・荻原規子
あたしは、中学3年生のふつうの女の子。なぜか、気がついたらアラビアンナイトのような世界へ着ていました。それも、人間ではなく魔神族になっていたのです。空を自由に飛び、体を透明にすることもできるし、どんな距離もひとっ飛び。望みの品を出すこともできます。
暑さ寒さもへいきだし、なによりも、砂漠のかわいた空気が元気のもと。人ごみのにぎやかなバザールで、砂じんの黄色いもやでかすむ砂漠で、ご主人のために大活躍します。
絢爛豪華なアラビアンナイトの世界を思いっきり繰り広げる一方で、現代の中学生の思いや悩みを描いているという複雑な作品です。

 

若者の悩みは時代を超えて共通な部分が多いです。出版されてかなり年月が経った本もありますが
現代にも十分通用する教訓がありますよ。

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