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【文学的 漫画 おすすめ】大人にこそ読んで欲しいマンガ。おすすめまとめ。

大人になると漫画を読む機会は何故か減ってしまいます。そんな漫画から遠ざかっている方、文学好きな方にもおすすめの芸術作品を紹介いたします。イラストつきの文学と思って是非手にとってみてください。

 

「わたしは真悟」

わたしは真悟 文庫版 全7巻 完結セット (小学館文庫) [コミックセット]

(小学館文庫・全7巻) 楳図 かずお・作
 フランスのアングレーム国際漫画祭にて、世界の漫画史上、重要と思われる作品に授賞される2018年のPRIX DU PATRIMOINEを受賞した作品です。ホラー漫画の印象が強い著者ですが、この作品は哲学的でもあり、ただただ圧倒されること間違いなしです。産業用ロボットが意識を持ち始めたことを知った少年少女の冒険譚。白黒で独特のタッチで描く人間の表情と記号のセリフ、東京タワーのシーンには思わず手が震えます。

   

「半神」

半神 (小学館文庫)

(小学館文庫) 萩尾 望都・作
 双子の姉妹、ユージーとユーシーは神のいたずらで下半身がつながったまま生きていきます。知性は姉に、美貌は妹に授けられ、切り離す手術を受けることになった表題作の「半神」をはじめ、10編の短編漫画が掲載されています。人間が持つ割り切ることのできないもやもやした感情を上手く描きだすのが上手な作家さんです。

 

「ぼくの地球を守って」

ぼくの地球を守って (文庫版)(白泉社文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

(白泉社文庫・全12巻) 日渡 早紀・作
 イラストの美しさは少女漫画のようですが、男性の方も楽しめるSF漫画です。植物の気持ちを読むことができるヒロイン、前世との関係が絡み合う人間模様。夢の中にいるようなファンタジー気分を味わいながらも、哀しく切ない気持ちにもなります。詩集のようなSFのような、笑いありとまさに大人買いしたい漫画です。

 

大人だからこそ読んで欲しい作品を紹介いたしました。文庫化されているものなので、外で読むことも抵抗ありません。子供の頃読んでも理解できなかったという方も時を経て手に取って欲しい本たちです。イラストがあっても想像力がかきたてられる作品たちです。

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