甘えん坊がかわいい!たまごにいちゃんの絵本シリーズ
いつまでもかわいいカラをかぶった赤ちゃんでいてほしいという親の願いをよそに、子どもは日々成長していくもの。ついこの前できなかったことができるようになったり、難しい言葉を覚えたり、親としては嬉しいけどちょっぴり寂しい気も…。
お友達ができたり、幼稚園に通い出すと家族内だけのコミュニュティではなくなるので、どんどん大人びてきます。そんな子どもも時には無理をして頑張っていることも…。
そんなときは思いっきりおうちで甘やかしてあげて、背伸びしないでいいんだよと伝えてあげてください。
今回は第一次成長期のお子さまにおすすめの大人気絵本「たまごにいちゃん」シリーズを紹介いたします。
親子のコミュニケーションとして読み聞かせをしてあげて、時には甘えさせてあげてくださいね。
たまごにいちゃん
あきやま ただし (著) (鈴木出版)
カラから出ないといけない年ごろなのに、ずっとたまごのままのたまごにいちゃん。たまごでいると、お母さんにあっためてもらえたりできるもの。弟がひよこでもへっちゃら!カラをかぶったまま弟たちを助けに奔走します。
ところがある日、カラスに追いかけられてカラを割られそうに…。
成長するってどういうこと?お外はどういう世界かな?という優しい問いかけが聞こえてくるような絵本。シリーズ第一作目です。
たまごねえちゃん
あきやま ただし (著) (鈴木出版)
ちょっぴりワガママで甘えん坊なたまごねえちゃんはお父さんにべったり。「ごはんを食べさせてー、抱っこしてお散歩してー」と可愛くおねだりされてお父さんも上機嫌です。
ところがお父さんの足が疲れてしまい…たまごねえちゃんの一生懸命な姿、成長したいという気持ちが自然に湧き上がってくる場面に少しうるうるさせられます。
おしゃまで可愛い甘えん坊の女の子に読み聞かせしてあげてほしい一冊です。
たまごにいちゃんぐみ
あきやま ただし (著) (鈴木出版)
伝説のたまごにいちゃんに憧れて、殻を割らないように気をつけているにわとりのたまごたち3人組。みんなで毎日集まって、ひよこたちを守るヒーローになるために毎日修行を頑張っていますが…。
カラを破ること、成長することが怖いと感じているお子さまにおすすめの絵本。おにいちゃんになった姿もカッコイイとエールを送ってくれます。
からすのたまごにいちゃん
あきやま ただし (著) (鈴木出版)
たまごにいちゃんの天敵、カラス。いたずらばかりするカラスがたまごだったときのこと、どうしてカラを破ることになったのか、たまごにいちゃんを追いかけまわすワケが分かるサイドストーリー。
いたずらカラスのお茶目で素直な一面が垣間見れて、シリーズ全体の世界が愛おしくなる絵本。
個性豊かなお子さまへの読み聞かせにおすすめです。
たまごにいちゃんシリーズはどの絵本から読み始めても大丈夫です。後からそれぞれの世界観がつながって、成長ぶりを見れるのも楽しいシリーズ。
ほのぼのとした世界観で、子どもたちを飽きさせることなく楽しめます。