スゴイ読書家のおすすめ本
世の中にはまだまだ読んでいない素晴らしい本があるはずなのに、究極の一冊に出会ったことがないという方!それは本のセレクトが上手じゃないからかもしれません。
本のことは本を愛する人に聞くのが一番!読む本のジャンルが固まってしまったり、新しい作家さんを開拓できていないという方は、本好きのおすすめ本がハズレなしです。
今回は、そんな本好きが書いた書評やブックガイドを紹介いたします。付箋やマーカーを片手に気になる本を見つけてくださいね!
はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある
宮田 珠己 (著) (本の雑誌社)
ふだん手にとる機会が少ない学術本。日本史・世界史、民俗学・地誌学・文化人類学…読んだって分かるはずがないと嫌煙していませんか?
幻想かもしれない、本当にあったかもしれない世界が見える脱力系学術本ブックガイド。トンデモ本が終結したような面白さです。
ついつい読みやすい本ばかり読んでしまうという方におすすめの知的好奇心が湧き出る本。ファンタジーが好きな方や雑学に詳しい方にもおすすめです。
NO BOOK NO LIFE 僕たちに幸せをくれた307冊の本
NO BOOK NO LIFE 僕たちに幸せをくれた307冊の本
雷鳥社 (編集) (雷鳥社)
「笑える本」「泣ける本」などの全30項目に分かれた本をプロの書店員さんがセレクト!ほんわかするイラストとともにおすすめ本が掲載されています。
自分では手にとらないような作品がずらり。すでに読んだ本も違った視点から語られると再読してみたくなります。
ブックガイドとしてはもちろん、既読本のチェックリストとしてもおすすめしたい一冊です。どの本も入手しやすいものばかりなので、おうちに一冊持っておくと良いでしょう。
寝ても覚めても本の虫
児玉 清 (著) (新潮社)
「アタック25」の司会や俳優として活躍された児玉清さんは芸能界屈指の読書家でした。児玉さんの博識ぶりは読書で培われたのかもしれません。寝ても覚めても本を情熱的に愛していたそうです。
こちらの本では海外小説を中心に熱く語られており、翻訳本で読みたいものがなくなったら原書を読むまでの読書愛っぷり!ベストセラー作品も多く登場するので、普段海外小説は読まないという方も、その魅力の断片を味わうことができます。
読書の幅が広がる上質な書評本です。海外小説が好きな方、これから読んでみたいと思っている方におすすめです。
いつもあまり読書をしないという方に本を送るときにも活躍してくれるのが書評やブックガイド。
本の達人が受け取ったメッセージと自分の感想を照らし合わせてみるという楽しみ方もあります。時間を経て何度も同じ本を読み返してみて受け取り方が違ってくると、自分の成長の物差しにもなります。どんどん多くのジャンルにチャレンジしてくださいね!