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【介護 おすすめ本】介護疲れしたときに手にとってほしい書籍

介護に疲れたときに読んでほしい本

 誰もがなりたくて病気になるわけじゃありません。病気になるのは仕方がないことだと分かっていても、介護の辛さは経験した人にしか分からないでしょう。
 高齢になると誰しもが病気のひとつふたつをもっており、さらに認知症も患うと家族の負担はとても大きくなります。
 経済的にも、時間的にも、精神的にも追い詰められているのに「自分が赤ちゃんのときに面倒見てくれた親を看るのは当たり前だ」「冷たすぎる」など周囲の理解を得られないことも。
 介護される側は病院やデイサービスを受けることができますが、本当に助けが必要なのは介護する側なのかもしれません。
 今回は、介護疲れしたときに手にとってほしい本を紹介いたします。共倒れにならないように、ご自身の心身を大切にして介護に取り組んでくださいね。

 

認知症の親を介護している人の心を守る本 疲れたとき、心が折れそうなときのケース別対処法 (心のお医者さんに聞いてみよう)

認知症の親を介護している人の心を守る本 疲れたとき、心が折れそうなときのケース別対処法 (心のお医者さんに聞いてみよう)

 西村 知香 (監修) (大和出版)
 介護をする側が「介護うつ」にならないためには、完璧な介護を目指すのではなく「続けられる介護」を目指すのが正解。
 認知症のタイプによる症状と接し方や主治医との良い関係のつくり方について、自宅介護・週末介護について、公的サービスの利用の仕方など細かく書いてくれています。
 先の長い介護で息切れしないように、一人で抱え込まないように、上手に介護と付き合っていく方法が書かれています。
 

マンガでわかる 認知症 の人の心の中が見える本

マンガでわかる 認知症 の人の心の中が見える本 (わかさカラダネBooks)

 川畑 智 (著) (わかさ出版)
 身内が認知症の兆候が見られたら、ご家族はたいへん不安に思うものです。少しずつ進んでいく物忘れや会話のずれ…。不安な気持ちを認知症の方に押し付けてもどうしようもありません。まずは認知症の症状やものの見え方を知ってあげてください。
 マンガで分かりやすく周囲から見える世界と認知症の方が見える世界が対比されており、トラブルの解決方法も掲載されています。
 いざというときにどういう対応をとったら良いか知っておくと介護がスムーズにいきます。

 

がんばらない介護

がんばらない介護

 橋中 今日子 (著) (ダイヤモンド社)
 理学療法士の著者による心理学やコーチングを取り入れ、介護する側がストレスを感じることなく取り組めるようなコツが書かれた本。
 在宅介護をする際に会社を辞めないといけないのか、イライラする気持ちをどう抑えれば良いのか、誰に相談したら良いかなどを体験談やエピソードを通じて解説されています。
 介護はまだまだ先という方にも読んでおいてほしい一冊。いきなり始まる介護の重圧に耐えれるよう準備しておいてください。

 

「年寄笑うな行く道じゃ」という通り、老いは平等に訪れるもの。愛する家族の介護は心身ともに疲れてしまいますが、決して一人で抱え込まず行政サービスを利用するなど解決方法を模索してくださいね。

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