大人におすすめの夜が楽しみになる絵本
夜は大人だけの特別な時間。だから退屈、つまらない。そういって眠りについてくれない子どもたち。幼いころはどうして眠ることがひたすら苦痛だったのでしょうか。
今回は、一人で眠りにつくのが怖いというお子さまや、なかなか眠りにつけないという大人におすすめの夜が楽しみになる絵本を紹介いたします。
夜は想像力を働かせるのにぴったりの時間帯。ベッドに入って、絵本をめくって。夜をしっかり感じてくださいね。
よるとひる
マーガレット・ワイズ・ブラウン (著) （童話館出版）
昼の光にあふれた世界が好きな白い猫と、夜の闇の静けさを愛する黒い猫。二匹はお互いの世界をのぞきあいっこします。黄色と黒だけで描かれたオシャレな世界観はフランス映画のよう。自由を愛する猫たちの決断は？大人にも読んで欲しい絵本。
まんげつダンス! (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)
パット・ハッチンス (著, イラスト) （福音館書店）
真っ暗な夜の世界が満月で明るくなる特別な夜。そんな夜は動物たちも踊りだしたくなるもの！人間たちが見ていない隙に動物たちはどんちゃんさわぎをしているのかもしれません。心がうきうきしてくるリズムカルな文章と明るい満月が動物たちの楽しそうな表情を照らしてくれます。夜が怖いというお子様への読み聞かせにもおすすめです。
ネコヅメのよる
町田 尚子 (著) （WAVE出版）
ネコたちだけが知っているネコヅメのよる。夜が近づくとみんな「今夜だ」と確信し、あちこちから集まってきます。ネコたちが見上げた空には一体なにがあるのでしょうか？
一匹一匹のネコたちの表情が愛らしく、気ままでミステリアスな姿が細部の小物にいたるまで描かれていて愛猫家なら思わずきゅんとしてしまう可愛らしさ。
ネコヅメのよるに参加したいと思わず空を見上げてしまうこと間違いなしです。
夜型の動物たちにとっては、輝かしい活動時間の夜。自分が知らない世界で何か楽しいことがおこっていると思うと夜が怖くなくなるかもしれません。楽しい気持ちで眠りにつけますように。
