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俳優・星野源さんのおすすめ本

 俳優やミュージシャンとして大活躍の星野源さん。新垣結衣さんと共演されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で知名度を上げ、テレビで見ない日はないというくらい人気の方です。人なつっこい笑顔と素朴な雰囲気でだれにでも好感度が高い方です。
 そんな星野源さんが愛読しているという本を紹介いたします。
 ファンの方、多彩な才能に恵まれたい方は是非手にとってみてください。

 

王とサーカス

王とサーカス (創元推理文庫)

 米澤 穂信 (著) (東京創元社)
 「このミステリーがすごい!」3冠突破し、話題になった作品で、星野さんが米澤作品の中でも特に好きだという作品だそうです。ネパールが舞台の小説で、フリーの雑誌記者・大刀洗万智による紀行記というスタイルで始まります。
 ネパール滞在中に起こった国王殺害事件とともに、身近にも事件が起こり急展開。張り巡らされた伏線が最後にひとつにつながり、すっきりする長さを感じさせないミステリ要素と、マスコミのありかたについて考えさせられる作品です。

 

真実の10メートル手前

真実の10メートル手前 (創元推理文庫)

 米澤 穂信 (著) (東京創元社)
 星野さんがインタビュー記事でおすすめされていた作品です。新聞記者時代とフリーランスになってからの太刀洗を主人公にしたシリーズ。頭の回転の良さゆえに抱えている悩みを表に出さず、葛藤する苦悩が垣間見れます。先を見通す力にはっとさせられ、事件の見方も変わるほろ苦いラストの自殺と自然災害被災者とのやりとりを綴った6編の短編推理小説です。

 

ゲームの話をしよう

ゲームの話をしよう (ファミ通Books)

 永田 泰大 (著) (アスキー )
 星野さんがゲーム好きになるきっかけとなった本だそうです。ゲーム雑誌「ファミ通」の編集者が、ゲームの作り手である宮本茂や岩田聡、糸井重里などの大御所から、イラストレーター、マンガ家、ミュージシャン、ゲーム好きの小学生までインタビューした本。ただの娯楽、非生産的だといわれてしまうゲームですが、作り手の様々な熱い思いを知ることによっていっそうゲームが好きになることでしょう。

 

 人気の高い小説から趣味のゲームまで、いろんなジャンルの本を読まれている星野さん。そのマルチな才能は本の選択にも影響していて面白いですね。広い視点で物事をキャッチする力があるからこそ、いろんなジャンルで活躍されているのだと感じました。

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