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読書はみんなのサプリ

食べ物が出てくる楽しい絵本

 手帳術の実用書を多くかかれているさとうめぐみさん。書くことで脳が意識し、能率もアップすると多くの女性陣から支持を得ています。その一方、擬人化された食べ物の可愛い絵本もたくさん出版されています。
 これがまた、イラストの可愛らしさからは想像もつかないテレビアニメのようなてんやわんやの展開。友人の子どもに読み聞かせをしたときも、いつも座って聞いてくれない子どもが「読んで読んで」とお願いしてきてびっくりしました。
 ちょっとおしゃまな女の子におすすめの食べ物が出てくる可愛い絵本を紹介します。アンパンマンが好きという方にもおすすめです。

 

レモンちゃん

レモンちゃん (PHPにこにこえほん)

 さとう めぐみ (著, イラスト) (PHP研究所)
 レモンの女の子がおともだちを探しに森のなかへ入っていきます。楽しそうに遊んでいるおともだちを見つけては「いっしょにあそんで」とお願いしますが、野菜でもない、果物ではないと断られてしまいます。悲しい思いに暮れているレモンちゃん。そこに登場したのは・・・?
 大人目線で深読みすると、仲間外れにされるというリアリティ、少数派の孤独などドキドキしてしまいますが、オチもちゃんと用意されています。戦隊ものが好きな男の子にもおすすめです。

 

いちごちゃん

いちごちゃん (PHPにこにこえほん)

 さとう めぐみ (著, イラスト) (PHP研究所)
 前作レモンちゃんの続編。うるうる瞳のいちごちゃんはみんなのアイドル的存在です。そんないちごちゃんに悪いカビたちがワナをしかけて・・・。薬味レンジャーたちが大活躍するヒーロー物語。いちごちゃんの可憐さとあざとさに、こんなモテに関することを絵本でと思ってしまいますが、子どもたちは気にしない様子。以外とタフないちごちゃんに女の子も夢中になってしまいます。

 

パンのようちえん えんそくにいく

 

パンのようちえん えんそくにいく

 さとうめぐみ (著) (教育画劇)
 メロンパン、コロネ、あんぱんなど、いろんなパンの種類のようちえんのおともだちと食パン先生は遠足に出かけます。道中寄り道したり、ロープウェイを怖がったりとてんやわんやしながらたどり着いたのはオムレツ山。風景のひとつひとつがおいしそうな食べ物であふれています。ところが、ヤンチャなおこめぐみがやってきて・・・。なんとラストは怒涛の展開!先の読めないストーリーで思わず読み手が笑ってしまいます。

 

 ためになる絵本もいいけれど、たまには可愛くてはっちゃけた絵本も楽しいですよね。子どもと触れ合いながら、どれが好き?これからどうなるかな?と声がけしてあげると喜んでくれます。

 

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