この広い地球でいろんな人が暮らしている。それぞれの文化や歴史を背負って。そう思うと、いろんな人に会ってみたい、交流してみたいと思いませんか?
人との出会いは自分の視野を広げてくれ、人間性を育ててくれるものですが、島国の日本は今まではそう外国の方と触れ合う機会はありませんでした。グローバル化が進んでいくなかで、街やコンビニの店員としてみかけることはあっても、深い交流をしたことがないという方が多いのではないでしょうか。
良くも悪くも保守的である日本人。上手に国際交流を楽しむためには、いろんな国の知識を深めることも大切です。
今回は国際交流をしてみたいという方におすすめの本を紹介いたします。
人間が好き―アマゾン先住民からの伝言
長倉 洋海 (著, 写真) (福音館書店)
フォトジャーナリストの著者によるアマゾン・インディオの生き方を感じさせてくれる写真集。森の伐採、ダムの建設などの開発で、住む場所を追われてきたアマゾン先住民たちは、祖先から引き継がれた自然とともに暮らす生き方を取り戻そうと立ち上がりました。貧しくても分かち合って生きることの素晴らしさは、古き良き日本人の暮らしとも重なります。人を信じること、未来を信じること。人との出会いの大切さを改めて感じさせてくれる一冊。文章のひとつひとつに人間愛があふれています。
世界中からいただきます!
中山 茂大 (著) (偕成社)
世界版となりの晩ごはん。いろんな国のいろんな家に居候し、その土地の家庭料理を味わいます。その国の数はなんと17か国。モンゴルの羊肉のむし焼き、ハンガリーの牛飼いたちのシチュー、パプアニューギニアのブタの丸焼き、ギリシャのムール貝、カンボジアの春雨サラダ、モロッコのタジンなど観光ガイドには載っていない珍料理がたくさん!
子ども向けの本ですが、大人が読んでも面白い世界中の食や生活習慣を知ることができる本。くいしんぼうのあなたにおすすめです。
インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも
インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも (アルファポリス文庫)
さくら 剛 (著) (アルファポリス)
お笑い芸人を目指していたものの挫折し、ニートに転職し、彼女にもフラれてしまった著者。人生どん底のときに、「インドにでも行くか」という軽いノリで思い立って旅立ちます。ところがインドは、日本の常識が全く通じない摩訶不思議の世界!激しい下痢、目的地に永遠にたどりつかないタクシー、インチキ占い師、ノラ牛など戸惑うことばかり。もう二度と行くかと思いつつ、クセになってしまう国。旅ブログを読むのが好きな方にもおすすめの一冊です。
国際交流の楽しみは何といっても人との出会い。今まで当たり前だと思っていたことも見事に覆され、戸惑いつつも、これもアリかもなんて思えるところ。こうしなきゃいけないという固定観念にとらわれて苦しい思いをしている方にも是非読んでもらいたい本です。元気が出て、気持ちが楽になりますよ!