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【冒険 書籍 おすすめ】童心に帰れる、冒険心を育んでくれる本。

男の子なら小学生時代に、大なり小なり冒険をしたことがあるでしょう。
大人たちは眉をひそめるだろうけど、でもそんな経験はやはり今後のために必要なことなのでしょうね。
そんな冒険話を、いくつかご紹介します。

 

『ほこらの神さま』

ほこらの神さま

著・富安陽子
勇平たち5年3組のなかよし3人組は、取り壊されたおやしきの庭で「ほこら」をみつけました。神さまがすむほこらを捨てるなんてよくないと考えた3人は、ほこらをかついで秘密基地に運びました。
不思議なことに、願いごとを言うと、ほこらの神さまがキーンというかすかな音で答え、願いがかなうのです。奇跡がつぎつぎに起こります。これは、神さまが願いをかなえてくれたのでしょうか?それとも、まったくの偶然なのでしょうか?
願いごとがかなう代わりに、何か悪いことが起こる。ホントに神さまはいるのだろうか。悪いことが起こるのは天罰なのだろうか。5年生の男の子たちの子どもらしい発想は、どんどんエスカレートしていきます。

 

『ビーバー族のしるし』

ビーバー族のしるし

著・エリザベス・ジョージ・スピア
マットと父さんは、森を切り開いて丸太小屋を建てました。父さんは家族を迎えに出かけ、マットはひとりで小屋に残ることになりました。雲のようなミツバチの大群におそわれたマットを助けてくれたのは、先住民族の老人と少年でした。マットはお礼に、少年に白人の文字を教えることになりました。少年は、マットが読んだ『ロビンソン・クルーソー』の話に興味を持ったようでした。
そして、マットに、弓の作り方やビーバー族の秘密のしるしをおしえてくれたのです。文化の異なる少年同士の友情を描いた感動的な作品です。

 

『シャーロットのおくりもの』

シャーロットのおくりもの

著・E・B・ホワイト
静かな農場で楽しく暮らす子ブタのウィルバーは、大きくなったらハムにされてしまうことを知りました。大さわぎするウィルバーに、わたしが助けてあげるといったのは、クモのシャーロットでした。シャーロットは、ことばづかいの上品な、美しいクモです。しかも、とびきり賢いのです。
友だちになったウィルバーを救うため、シャーロットは「たいしたブタ」と人間のことばをみごとにあみこんだクモの巣をつくり、ウィルバーは、奇跡のブタとして有名になりました!
アメリカを代表する動物ファンタジーの古典で、日本でも長年親しまれてきました。ガース・ウイリアムズの挿絵も魅力的な作品です。

 

大人から見れば危険なことで、とんでもないと思えるようなことでも当事者たちは甘美な感覚に酔って止められなくなり、あとから考えてみれば
それがとてもいい思い出になり、成長に糧になっているものです。

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