人見知りで初めての人とは何を話していいのか分からない、会話の空白が怖いという方は意外にも多くいらっしゃいます。一見会話上手に見える人でも、実はあれこれ悩んでいたり、警戒心の強い日本人はどうしても会話がニガテなもの。
今回は、会話が上手になれる本を紹介いたします。いろんな人とコミュニケーションをとれると自分の世界も広がって、より一層知識を深めることができますよ。会話のプロからコツを学んでくださいね。
「ひらがな」で話す技術
西任暁子 (著) (サンマーク出版)
ラジオDJの著者による「耳からのみ情報を伝える技術」が分かりやすく書かれてある本。話し相手のことを思いやること、声のトーン、抑揚、スピードなど上手な話し方のコツがアドバイスされています。
文章にして読むと簡潔で分かりやすい表現も、話し言葉として使うと、一度聞いただけでは理解できず、複数の意味で解釈してしまうということも。漢字やカタカナと違い、ひらがなは「まるい」言葉。聞き手を置き去りにしてしまわないように、分かりやすく話すためには、ひらがなに直すようにするといいとのことです。
たしかに、児童書や絵本はひらがなが多く、読み聞かせをしても幼児にも理解できますよね。営業職の方や育児に携わる方にもおすすめの一冊です。
本音に気づく会話術
西任 暁子 (著) (ポプラ社)
本音を言わない会話というのはどうしてもイライラしてしまい何が言いたいのか困惑してしまうことも。情報をストレートに伝達するためには、事実を冷静に分析し、自分の感情を知ったうえで、自分がどうしたいのか、相手に何をしてほしいのかリクエストをするという段階が必要とのこと。
相手の本音に寄り添って聞くこと、事実を受け止めてくれる存在というのはとても貴重なもの。ついつい思考を停止してしまうという方や、自分の感情をコントロールできない方、空気を読めないと言われてしまう方におすすめの一冊です。
いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則
秀島史香 (著) (朝日新聞出版)
人見知り・あがり症だったという人気DJの著者が、いい空気を作り出すためのコミュニケーション42の法則を教えてくれます。
DJの経験から得た、緊急事態での切り返し法やアイコンタクトの威力、話題の作り方など、日ごろから注意力を高め、訓練をすることによって、話すことを恐れなくなるとのことです。
コミュニケーション力を高めたいという方におすすめの一冊。気になる人に思い切って話しかける勇気を与えてくれるほんわかした良書です。
世間話がニガテという若い人にも読んでもらいたい本です。仲良くなるまで時間がかかるタイプの人も、社会人になるとじっくり仲を深める時間がないもの。日常会話のちょっとした隙のなかで、好感度を高める会話のコツがつかめますよ。