ほんのむし

読書はみんなのサプリ

【本屋さん おすすめ】あったらいいな こんな本屋さん

 みなさん、本はどうやって入手されていますか?大型書店やインターネットで注文、もしくは大型の中古本屋さんが大半だと思います。
 町の本屋さんや個人経営されている中古本屋さんもどんどん見かけなくなり、本屋さんの個性もなくなってきました。
 見たこともない本に実際に囲まれて過ごすのはとても幸せなもの。そんな空間を夢みている方におすすめの「本屋さんの本」を紹介いたします。じっくり雰囲気だけでも楽しんでみてくださいね。

 

モノ・ジョーンズとからくり本屋

モノ・ジョーンズとからくり本屋 (ものがたりの庭)

 シルヴィア ビショップ (著) (フレーベル館)
 幼い頃、小さな本屋「白鹿亭」に置き去りにされた11歳の女の子、モノ・ジョーンズは、兄のマイケルと母のネティの三人で暮らしています。ところがモノにはある秘密があって・・・。
 本は「読んで楽しむもの」と思っていましたが、見たり、嗅いだり、触れたりといろんな楽しみ方ができるもの。夢のような本屋さん「モンゴメリー本の王国」が登場し、 「ハリーポッター」や「美女と野獣」の本棚に憧れたという大人にもおすすめの本への愛情を再確認できるファンタジーです。

 

日本の小さな本屋さん

日本の小さな本屋さん

 和氣 正幸 (著) (エクスナレッジ)
 日本全国の小さな古本屋やブックカフェなど個性豊かな本屋さん23軒を写真つきで紹介された本。一冊一冊の本の並び、手触りやBGM、建物など本好きには眺めているだけでもほっとできる一冊。
 書店主の性格も個性豊かで、深夜のみ営業している店があるのもユニーク。この本を片手に、本屋さんめぐりの旅に出たくなります。自分の本棚づくりの参考にもどうぞ。
 

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの

 久住邦晴(くすみ書房・店主) (著) (ミシマ社)
 札幌にあるくすみ書房は町のちいさな本屋さん。店主の久住邦晴さんがご病気で亡くなるまで「町の本屋」を存続させようと一生懸命取り組んでおられた様子が綴られています。「売れない文庫フェア」フェアや、「中高生はこれを読め」など、大型書店の普及やネット書店など時代の流れに抗った男の一生、本への愛が満ち溢れています。
 残念ながら、町の本屋さんが経営困難でどんどん少なくなっていますが、くすみ書房さんのような温かな雰囲気を味わえる大切な場所は、これからもずっと存続してほしいと願ってやみません。無謀だと思う戦いにもチャレンジしてみようという勇気を与えてくれる本です。

 

 本好きの方は自分の本棚を作るだけでも幸せを感じるもの。本で床が抜けるという心配までしている方も多いそう。さすがにそこまでは現実的には不可能という方は、お気に入りのブックカフェや本屋さんを探してみてくださいね。

 

Copyright © ほんのむし All Rights Reserved.

Privacy Policy