クラシックな魅力があふれる街、ロンドン。近代的なクールさと歴史が交錯したユニークな街。イギリス出身の有名作家が多くいるのでファンタジーやミステリーファンにはたまらないオシャレでどこか大人のにおいがする憧れの街です。そんなロンドンの魅力を堪能できる本を紹介いたします。アート好きにもおすすめのちょっとビターな味がクセになる本です。思う存分ロンドンを味わってみてください。
マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの〈すきま〉
マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの〈すきま〉 (NHK出版新書 542)
コリン・ジョイス(著) (NHK出版)
日英を行き来する英国人記者が贈る食・言語・文化・歴史を通じての日英比較論。とはいえ、実はお互い変だと思っていないけど、よそからみるとおかしな風習ですよといった軽いスタンスで書いてくれているので面白おかしく読めます。パブと銭湯は似ている、イギリス料理と和食のフュージョン料理店についてなど、確かにそうかも!と思わせてくれるユーモア本です。イギリス人とお友達になりたい方は是非ご一読をおすすめします。
堆塵館 (アイアマンガー三部作1)
堆塵館 (アイアマンガー三部作1) (アイアマンガー三部作 1)
エドワード・ケアリー(著) (東京創元社)
ときは19世紀末ロンドンのゴミ捨て場。その中心にそびえるのは堆塵館と呼ばれるお屋敷で、ゴミや見捨てられた人から財を得て生きてきたきたアイアマンガー一族が住んでいました。彼らは生まれながらにして「誕生の品」を与えらえているという。そこに他人が紛れ込んだことにより歯車がおかしくなっていき・・・。人とモノとの奇妙な絆とイギリスのパンクロックな世界観を味わえる人気シリーズ。読みだしたら止まらない不思議でクセになる世界観です。
オール・クリア(上・下)
コニー・ウィリス(著) (早川書房)
ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した歴史観察SF作品。ロンドン大空襲のなか、タイムトラベルをしながら右往左往するポリー、アイリーン、マイク。ドタバタどんでんがえしの連続で、スリル満点なイギリスロマン旅を味わえます。「ブラックアウト」の続編ですが、こちらから読んでも十分に楽しめる古典的コメディ要素満載のシリーズです。あなたの好きなイギリス有名人も登場するかもしれません。
美術館や博物館を巡ったり、ミュージカルを観劇したりアフタヌーンティーを楽しんだり。そんな観光旅行とはまた違った視点でロンドンをお楽しみいただけるのではないでしょうか?暮らしてみないと分からないロンドンの魅力。ロンドン旅行のお供にもおすすめの本です。