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【冒険小説 おすすめ 中学生】リアルな冒険家の声。中学生におすすめの冒険本。

 大人でもなく子どもでもない中学生。ただやみくもに冒険に出るのではなく、分別と思慮を身につけた「ちょっとオトナな冒険」に憧れる時期です。

ゲームやアニメ、ファンタジーという非現実的なものではなく、この現実世界での広い意味での冒険に心ときめかす方も多いのではないでしょうか。

文字での冒険は、映像とは違いひとつひとつ自分の想像によって補うことができるのが醍醐味。自分ならどう乗り越えていくか、どんなチャレンジをしていくかを考えるのもリアルなドキドキを味わうことができます。今回は中学生におすすめの冒険小説を紹介いたします。リアルな冒険家の声を聞いてみてください。

 

新世界より(上・中・下)

新世界より 文庫 全3巻完結セット (講談社文庫)

 貴志 祐介(著) (講談社)
 アニメ化もされ、第29回日本SF大賞を受賞した人気作。1000年後の日本が舞台。閉鎖された環境で呪力を身に着けた人類たち。統制され、保護されたユートピアの世界。少年少女たちは図書館を捕まえてしまい恐るべき歴史を知ることに。

過去とは何か。現代は本当に幸せなのか。情報との付き合い方はどうすべきか。平和に思える世界が根底から覆させられる瞬間、人類はどこへ向かうのか。舞台設定に慣れればあっという間に読めてしまう長編。SFというよりも人類たちの冒険物語として読むことをおすすめします。

 

窓から逃げた100歳老人

窓から逃げた100歳老人

 Jonas Jonasson(原著) (西村書店)
 100歳の誕生日パーティー当日、老人ホームの窓から逃走したアラン・カールソン。楽観的な性格で政治と宗教を嫌うウォッカがあればゴキゲンな老人の大冒険。

20世紀の世界史を渡り歩く100年分の冒険。大暴走で修羅場をすり抜けていく強さに笑いが止まらない本です。人生という長い冒険をどう過ごすか考えさせられる一冊。

 

凍 (新潮文庫)

 沢木 耕太郎(著) (新潮文庫)
 世界的に有名なクライマー、山野井泰史。ヒマラヤの難峰ギャチュンカンの氷壁に挑む夫妻の様子を描いたノンフィクション小説。絶望的な状況で下した究極の選択。

山、冒険への愛と夫妻の揺るがない信頼関係。臨場感あふれる心理描写に生きるとはどういうことなのかを考えさせられる本。まるで目の前で繰り広げられているかのような究極の冒険譚です。


 
 過酷な現実をどう乗り越えていくか。それは知識や経験だけでは補えない、偶然や運命の要素と勘も必要。どんな困難も乗り越えていく勇者のように、大冒険を繰り広げて欲しいと思います。

 

 

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