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【冒険 小説】大人にもおすすめの冒険本3選

冒険するという言葉を聞いてどんなことを思い浮かべますか。
登山や秘境をまるでインディ・ジョーンズのように探検する感じを想像したのではないですか。
もちろんそういう純粋な意味での冒険小説もあります。
でも事件が起こり、それを解決しようと奮闘するのも冒険なのですよ。

 

『アトポス』

アトポス (講談社文庫)

著・島田荘司
ホラー作家の首切断事件や、連続する 嬰児誘拐など、映画の都ハリウッドで次々と奇怪な事件が起こります。そこで容疑者として上がったのは映画サロメの主演女優松崎レオナでした。
果たして事件の真相はどうなるのでしょう。探偵御手洗潔が解き明かします。
あまりにグロテスクで御手洗潔の登場を待ちわびていました。彼が出てくるまではミステリーとよりもどっちかと言うと完全にホラー小説でしょう。

 

『2分間の冒険』

 

二分間の冒険 (偕成社文庫)

著・岡田淳
小学校6年生の悟は校庭で「ダレカ」という不思議な黒猫に出合い、異世界に連れて行かれます。そこは竜によって支配されている国で、「ダレカ」はこの世で一番確かなものに変身して隠れているので、自分を見つけ出し捕まえたら元の世界に返してくれるといいます。
こうして悟の不思議な冒険が始まりました。竜を退治するためにはなぞかけと力の勝負に挑まなければいけません。
宇都宮子供賞受賞作で児童文学の傑作とも言われている一冊です。出版から20年以上経っているのに古臭さを全く感じません。
時代を超えて読み継がれていくべき本だと思います。子育て中のお母さんにおすすめの本です。

 

『凍』

凍 (新潮文庫)

著・沢木耕太郎
世界屈指の登山家である山野井泰史が同じく登山家の妻、妙子と挑んだのはヒマラヤの高峰のギュチュンカンです。
その頂を目指す二人を一度ならず二度三度四度と雪崩が襲いかかります。首の骨が折れるような衝撃50メートル以上の落下、人間の限界をはるかに超える壮絶さを描いた魂のノンフィクション小説です。
読みながら何度もこれが現実に起こったことなのかと信じられなくなるでしょう。

 

山登りは、なかなかやろうと思ってもできるものではないですが
探偵小説を読みながら自分を探偵になぞらえて、ああでもないこうでもないと思いを巡らせるのは手軽にできますよ。

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