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小説家など作家になる人へ、物書におすすめバイブル本3選

たとえば作家を目指すのなら誤字脱字があってはならないし
文章も洗練されていなければなりません。
ものを書く際にいつも側に置いて頻繁にページを開きたい3冊をご紹介します。

 

『ワーズワード コンパクト版』

 

絵でひく英和大図鑑 - ワーズ・ワード コンパクト版

著・ジャン・クロード・コルベイユ、アリアン・アーシャンボウ
ワーズワードという本は小説を書こうと志した人には必須の本ではないでしょうか。小説に限らず現代ではネットで文章を書いていくという人にもとてもおすすめの本なのです。
現在は Google という万能に近い調べものがありますけども、一覧性ではワーズワードの方が未だに勝っているのではないでしょうか。
そして何よりこの本はとても美しいです。綺麗な景色や容姿に恵まれた人々技術の粋を凝らした絵画や工芸品など視覚的な幸福は数あれども、ワーズワードはそういったものに触れなくてもただそこにあるものの中に美は存在するのかもしれないと感じさせてくれる本です。

 

『妖精Who`s Who』

妖精 Who’s Who (ちくま文庫)

著・キャサリン・ブリックス
イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドに伝えられている妖精と彼らにまつわる話を集めた本です。
101項目あり分量としてはとても多いのです。頭から順番に読むのもいいけれど何か読みたい時でも短編を読むのもちょっと敷居が高い時にピッタリでしょう。
ちょくちょく拾い読みしていると気がついたら夢中になっていることに驚きます。そしてどんな気分の時でも読めるのです。気楽な時にはもちろんのこと落ち込んでいる時にも単純でどこか人間臭い妖精たちの営みは読者を慰めてくれるに違いないでしょう。
嫌なことがあって、へこんでいる時そんなOLに読んでほしい本です。

 

『チェスタトンの現代用語事典』

チェスタトンの現代用語事典

著・ピーター・ミルワード
木曜の男や、ブラウン神父シリーズと言った傑作をものにしたチェスタトンの評論書から大小様々なテーマについてコンパクトに取り出した本です。
思考の上での暮らしのヒント集といった趣があり、どこからでも読めるし、だいたいどんな気分の時でも読める本です。
その中でも示唆深い言葉が“考えることを他人任せにしているとどんどん大仰で複雑で物質的にも精神的にも資本のかかる人生になっていく”というのが心に刺さります。
日々何をしているのかわからないと迷っている社会人に読んでほしい本です。

 

この3冊は、調べ物をするときに引くという使い方はもちろん正統的な使用方法なのですが
ただ、ペラペラとページをめくるという読み方でも楽しめますよ。

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