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おじいちゃんに会いたくなる、おすすめ絵本3選。読んで、ほっこりする。【いつもありがとう】

今週のお題「修学旅行の思い出」

母親でもなく父親でもなく、おばあちゃんでもない
祖父という存在は特別なものです。
威厳があるのに優しい、ときに厳しいときもある。
そんな、おじいちゃんをテーマにした絵本を3冊紹介します。

 

『いつもだれかが…』

いつもだれかが…

著・ユッタ・バウアー
おじいちゃんは僕が訪ねて行くといつもお話をしてくれました。いろんなことがあったけどまあうまくいった幸せな人生のことでも、実は人生の様々な場面でおじいちゃんのそばに助けてくれる人がいたのです。
それはちょっと太めの天使、いつもそばにいて危険から遠ざけ災いを未然に防ぎ、幸運をもたらしてくれる。
そしておじいちゃんが目を閉じたあと、それは孫の僕へと引き継がれていきます。自分の人生を振り返ってみると誰でも幸運に助けられたという経験があるのではないでしょうか。
自分にもきっといつも助けてくれる誰かがいる、そう考えると日々の出来事に感謝したくなりますよね。

 

『よあけ』

 

よあけ (世界傑作絵本シリーズ)

著・ユリー・シュルヴィッツ
静まり返る夜明け前の湖のほとりの木のしたに、おじいさんと孫が毛布で寝ています。月明かりに照らされた湖面にそよ風が吹き、さざ波が経ちます。
コウモリが帰り、鳥たちが動き出しおじいさんが孫を起こします。二人は身支度をしてボートに乗り湖に漕ぎ出します。ゆっくりと朝日が昇り、周りの色が変わって行きます。
湖のほとりで夜明けを迎えたことはないのですが、実に静かに時間と空間が動いていくのが実感できます。
濃い紺色の空気が次第に明るくなり、最後のページの眩しいことと言ったらありません。自分の周囲に澄んだ空気が漂ってくるような感じがします。
静かにめくってもらって静かに見たい絵本です。

 

『ポテトスープが大好きな猫』

ポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)

著・テリー・ファリッシュ
おじいさんはテキサスの田舎で生まれ育った根っからのテキサスっ子で、今は一匹のオス猫と二人で暮らしています。
この猫の好物はおじいさんの作ってくれるポテトスープ、おじいさんはそんな猫を気に入っていてよく二人でボートに乗って釣りに出かけました。
ある日、朝が来て魚釣りに出かけるいつもの時間になりましたが、猫は眠ったまま、仕方なく猫を置いて一人で釣りに出たおじいさんでしたが、家に戻ってみると猫の姿が見えません。
普段はお互いにあまり意識しないのだけど、いなくなってみるといないことの不自然さに気づきます。おじいさんと猫はそんな関係です。
無理に笑ったり喜んだりするのに疲れた時、開いてみたい絵本です。人間関係に悩んでいる大学生にも読んでほしい本です。

 

おじいちゃんというのは基本的に全幅の信頼を持って甘えられる存在ですね。
核家族化で同居している人はそういないでしょうけど
もっと頻繁に触れ合うべき存在でしょう。

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