みなさんは、「直木賞」と「本屋大賞」を同時受賞している作品をご存知でしょうか?
直木賞とは、直木三十五賞の略称で、1年に2回ある、芥川賞と並ぶ、日本で一番権威ある小説のタイトルです。
本屋大賞とは、全国の書店員の投票で選ばれる、「読者が選ぶ直木賞」とも呼ばれています。
普通、一般的には、直木賞を受賞した作品は、その有名すぎるタイトル故に、本屋大賞を受賞することができない傾向にあります。
それを突破したのが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です!
第156回直木賞を受賞し、2017年本屋大賞を受賞したこの作品を、
訴えていきます。
「蜜蜂と遠雷」
登場人物は、ピアノを持たない天才ピアニスト、「音楽を外に運びだしてあげるんだ。キミの手でね」と師匠に言われている、風間塵(かざま・じん)。
天才少女と言われ流れも、突如、親の死によって、ピアノが弾けなくなってしまった、天才少女と呼ばれた、音楽大学の大学生・栄伝亜夜(えいでん・あや)。
社会人ながらも、最年長で、このコンクールに出場する、ラストチャンスの高島明石。
圧倒的天才。マサル・カルロス・レヴィ・アナトール。
恋にムフフとしたり、演奏が文字から溢れ出てきて、クラシックコンサートの会場の中で、本を読んでいる錯覚に陥りました。
あらすじとしては、4人のピアノコンクール。芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に、夢とは何か。才能とは何か。天才と努力家の間には、何があるのか。芸術に点数を決めることって?
ここがおすすめ
音が鳴らないはずの本なのにも関わらず、音が鳴っている。
あと、500ページ。電子書籍では、文字の大きさによって変わりますが、
iPhone SEでは、6000ページありました。
読み切ったぞ!と、確実に自慢できます!
風間塵は、一体何者なのか?
さいごに
最後に、注意条項。
最終ページに、このコンクールの結果が一覧として載っています。
それを、最初に絶対に見ないように。
自分は、それが怖くて、電子書籍にしました!
今年こそ、なにか読みたいぞ!と思う方は、ぜひ読んでみてくださいね!