はるか太古の昔から、家族の一員として愛され続けている猫という生き物。その自由気ままな愛くるしさは現代もなお色あせることなく、最近では猫をモチーフにした雑貨やファブリックも爆発的なヒットを呼んでいます。
そんな近年、一部の愛猫家たちのトレンドになっているのが「猫グッズをハンドメイドすること」。実は関連の書籍もたくさん発売されています。今回は、その中から特におすすめしたい猫グッズのハンドメイド本を三冊ご紹介します。
猫がよろこぶ手作りグッズ
一冊目は「猫がよろこぶ手作りグッズ」（西イズミ著、五十嵐健太写真）。ハンドメイド作品を売買できるアプリ・minneでも、ハンドメイド・猫グッズはたくさん出品されています。こちらの本では、minne上では定番商品の手作り首輪や布ベッドはもちろん、なかなか見かけない布製エリザベスカラーや簡単にゃんモック（ハンモック）などなど、本格的な猫グッズの作り方が網羅されていますよ。
特にアイディアが光るのはおやつボールです。100円均一で売っているプラスチックのおもちゃをくりぬいておやつを入れる簡単なものですが、猫はたちまち夢中になります！実際に作ってみるとより楽しいグッズばかりのこの一冊を、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
猫あそび手芸 猫が夢中になる編みぐるみのおもちゃ
二冊目は「猫あそび手芸 猫が夢中になる編みぐるみのおもちゃ」（サラ・エリザベス・ケルナー著）。愛猫を“娘”と呼び溺愛する、ニットデザイナーである著者。彼女が考案した、猫たちがより楽しく遊べるための編みぐるみをたっぷり25種類も紹介しています。ぜひページを開いて、中の写真をご覧ください。毛糸を使ってこんなに可愛いおもちゃが作れるなんて！と思わず驚いてしまいますよ。
実際に作ってみたくなった方のために、作り方は初心者から上級者向けまでにレベル分けされており、選ぶ時の目安にできるのも魅力的です。へび・くも・蝶など、他の編みぐるみの本とは一味違う、猫が夢中になりそうなモチーフがたくさん詰め込まれています。ぜひ一度手に取って中をご覧ください。
猫つぐらの作り方: 藁や紙紐で編む猫の家
三冊目は「猫つぐらの作り方: 藁や紙紐で編む猫の家」（誠文堂新光社著）。なぜか狭いところが大好きな猫。自分の身体をすっぽりと包み込む場所が大好きですよね。こちらの「猫つぐら」もまた、猫ちゃんたちがいかにも好きそうな空間ではありませんか！？
そもそも“つぐら”とは、元々は人間の赤ちゃんのゆりかごとして使われていたものを猫用に改良したものだそうです。ぜひ表紙をご覧になってみてください。うちの子は絶対に好きそう！！と思った方は、ぜひ手作りつぐらにチャレンジしてみてはいかがでしょうか！？編み方も意外と簡単ですよ。つぐらの中にいる猫ちゃんはとっても可愛らしくて、自分の愛猫の反応を見てみたくなることまちがいなしです。愛猫家へプレゼントする本としてもおすすめの一冊です。
以上が私がおすすめする猫グッズのハンドメイド本です。どの本もまずデザインがとてもよく、思わず実際に作ってみたくなるグッズばかりですよ。手に入りにくい材料は必要ないものばかりですので、ぜひ本を見ながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
