2019年秋公開 小説が原作の映画
好きな本が実写化されるのは嬉しい反面、小説のイメージと違ったらいやだなぁと心配になること。
最近の作品は原作に忠実に作られることが多いので期待外れになることが少なく、先に映画でみてから原作を手に取ることもあると思います。
今回は2019年秋に公開された邦画の原作本を紹介いたします。どの作品も映画としても好評で原作ファンも納得の完成度とのことで楽しみです!
マチネの終わりに
平野 啓一郎 (著) (毎日新聞出版)
出会った瞬間から惹かれあう天才ギタリストの男性と婚約者のいる女性記者。相手を思いやるからこそすれ違っていく二人。愛とは運命とは何かを考えさせられる大人のラブストーリー。
石田ゆり子さんと福山雅治さんという日本を代表する美しいアラフォー俳優が実写化。劇中の音楽も美しいと大注目の作品です。
閉鎖病棟 それぞれの朝
帚木 蓬生 (著) (新潮社)
それぞれの辛い過去を引きづりながらも明るく生きようとする重度の精神病棟での人間関係を描いた作品。精神を病むということ、家族とは、生きるとは、人間の弱さと生きることへの希望が描かれています。
精神科医の著者が描いたリアルな心理描写が涙と感動を誘う山本周五郎賞受賞作品。鶴瓶さんと綾野剛さんの演技が鳥肌がたつほど感動したと好評です。
影踏み
横山 秀夫 (著) (祥伝社)
刑事小説が有名な著者ですが、こちらは泥棒たちの目線から綴ったミステリー作品。影にとらわれた人たちの心理描写がリアルでページをめくるのが惜しくなるほど熱中してしまうと人気の作品です。
映画では山崎まさよしさしんの内に秘めた演技とと大竹しのぶさんの狂気が交錯し完成度の高い作品に仕上がっているとのこと。エンターテイメント性が高い作品なので男女関係なく楽しめる作品です。
映画をみる前の予習として読むのも、みおわった後の余韻にひたるために原作を読んでもよし。存分に世界観にはまりきってくださいね。