いまや国民食との呼び声の高い餃子。中華料理のなかでも家庭的な味わいがあり、子どもからお年寄りまで愛されています。
だれが作っても失敗しないのもいいところ。家族みんなで週末に餃子を作り置きしている家庭も多いのではないでしょうか?
今回はぎょうざの絵本を紹介します。餃子づくりの前に読んであげると、イベントとして楽しみが増すでしょう。
いかりのギョーザ
苅田 澄子 (著) (佼成出版社)
ひろってきたフライパンはなんと怒りの力で料理をするフライパン。プンプン、プリプリと音をたてて餃子を焼き上げます。変な音が恥ずかしくてこっそり餃子を焼いていた主人公ですが、あまりのおいしさに近所でけんかをしている人に食べさせてみると・・・。
焼いているひとの怒りのエネルギーを笑顔に変えてくれる不思議なフライパン。
ぎょうざのひ
かとう まふみ (著) (偕成社)
妹、弟といっしょにたくさんのぎょうざをつくる女の子。不器用に具がはみだしたもの、皮がやぶれたもの、UFOやキャンディの形などいろんなぎょうざをつくります。
焼きあがったらみんなおいしそうに食べてくれるのもうれしいところ!みんなでつくる餃子は楽しさもおいしさも倍増です。手作りのぎょうざ、みんなで囲む食卓が恋しくなる絵本です。
ぎょうざつくったの
きむら よしお (著) (福音館書店)
お母さんが留守の日にこっそり子どもたちだけでぎょうざをつくったの!挑戦心をかきたてられるダイナミックで個性的なイラストの本。関西弁のパンチがきいていて、読み聞かせも大うけ間違いなしです。こんなものも材料に入れちゃう?という子どもらしさも満載で笑ってしまいます。
家族や友だちと料理をして分け合っておいしく食べるのはなんて楽しいことでしょう。具を作る段階で火を使わないので、何歳からでも楽しくつくれる餃子。レシピにとらわれず、自分だけのオリジナル餃子をつくってみてはいかがでしょうか?おままごと感覚でつくれるのできっと自信もついてくると思います。