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ヨシタケシンスケさんの絵本

 らくがきのような可愛らしいイラストを描くヨシタケシンスケさん。児童書の挿絵や広告美術など幅広い分野で活躍されている方です。子どものような素直な視点でものごとをとらえる観察力は哲学的であり、こりかたまった大人の脳をほぐしてくれます。
 発想絵本という創作活動をされ、物事を多角的にとらえる視点が面白く、この活動に対して第8回(池田晶子記念)Nobody賞を受賞されています。今回はヨシタケシンスケさんの発想絵本を紹介いたします。
 柔軟な考え方を取り戻したい方におすすめです。

 

りんごかもしれない

りんごかもしれない

 ヨシタケシンスケ (著) (ブロンズ新社)
 学校から帰ってきたときテーブルの上にひとつのりんごが置かれています。そのりんごを起点として様々な想像力の翼にのっていろんな可能性を見出す本。本当にそれはりんごなのか、りんご「かもしれない」のか。目に見えているものだけに縛られずいろんな考えn思いを馳せることの大切さを教えてくれる絵本。36万部突破した好奇心を育む作品です。

 

ぼくのニセモノをつくるには

ぼくのニセモノをつくるには

 ヨシタケシンスケ (著) (ブロンズ新社)
 やりたくないことをやらせるために、ぼくのニセモノをつくりだすことにしたけんたくん。けんたくんに近づこうとホンモノを目指して頑張るロボはあれこれけんたくんのことを知ろうとします。自分という一人の存在を知るために、周りの思い描く自分との差を埋めるために。あるがままを受け入れることの大切さと難しさを教えてくれる作品です。

 

もうぬげない

もう ぬげない

 ヨシタケシンスケ (著) (ブロンズ新社)
 大嫌いなお風呂に入るために洋服を脱ごうとしたらひっかかって脱げなくなっちゃった!さぁたいへん!途方にくれながらも、一人で出来る!とポジティブな発想で乗り越えていく男の子のお話。子どもながらの着眼点で繰り広げられる妄想のような想像力が突拍子もなく、笑いがこみあげてくる作品です。

 

このあとどうしちゃおう

このあと どうしちゃおう

 ヨシタケシンスケ (著)

 ヨシタケシンスケさんの本は哲学的で考えさせられるのに、子どもうけが良いところがすごいところ。ユーモアたっぷりで子ども心を持ち合わせた方だからこそ描ける世界観だと思います。お子さまへの読み聞かせにもおすすめです。

 

 

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