大人でも体調が悪いと心細くなったり、いつもならできることが簡単にできずにいらいらして機嫌が悪くなってしまったりします。子どもとなると体調が悪いという経験がない分、このままずっといやな気分やしんどさが続くのではないかと不安は倍増。看病しているお母さんもいつもより仕事が増えて休みたいのが本音。そんなとき「寝てなさい!」と怒ったりしていませんか?子どもが欲しいのは安静と心の拠り所。たっぷりの栄養と休息のために、短い絵本を読み聞かせしてあげてください。きっとすぐに元気になりますよ!
ぼくびょうきじゃないよ (こどものとも傑作集)
角野 栄子 (著) (福音館書店)
楽しみにしていた親戚のお兄ちゃんとの釣りに行く前日。熱とせきがでてしまったケンは布団に寝かされてしまうことに。お薬を飲んだり、遊びたい盛りなのに寝ていなきゃいけないとケンはびょうきじゃないといいはります。そんなときくまのお医者さんがやってきて・・・。「魔女の宅急便」の作者がおくる心温まるファンタジー絵本。保育園や幼稚園でも常備しているところが多い人気絵本です。
リサ かぜをひく
アン・グットマン (著) (ブロンズ新社)
大人気フランスのキャラクター「リサとガスパール」のシリーズ絵本。お母さんのいうことを聞かずに水たまりで遊んでいたリサはお風邪をひいてしまいます。いやなはずの病院やおくすりのはずなのに、ちゃっかりものでおしゃまなリサは風邪までも楽しんでしまいます。パリの美しい街並みとリサの天真爛漫さに思わず笑ってしまう絵本。体調の悪さからくる緊張感をやわらげてくれる絵本です。
おみまい、おことわり?
ボニー ベッカー (著) (岩崎書店)
不器用でネガティブなクマさんが風邪をひいてしまったところへ、楽観的でにぎやかなネズミくんがお見舞いにやってきます。落ち込んだクマさんを元気づけようとあれこれ錯誤しようとするネズミくんですが・・・。数々の絵本大賞を受賞し、ニューヨークタイムズも絶賛したベストセラー絵本の1冊目。ユーモアたっぷりの友情ものがたりです。
どんなときもそばにいるよというメッセージだけで安心して眠りにつくことができるもの。睡眠は体の回復に一番役にたつもの。心地良い安心感に抱かれて、早く元気になりますように!