怖いものや恐ろしいものには、どこか人を惹きつける魅力があります。小説の世界でもホラー小説や怪奇小説は人気ジャンルの一つで、一大勢力をを築いていますよね。今回はそんな怪奇色の強い小説の中から、文芸というよりは文学に寄ったセレクトで三作品ご紹…
音楽は「翻訳の出来ない詩」だと言われることもありますが、小説の中には音楽や歌が印象的な作品が多数あります。今回はそんな小説の中から、それぞれ雰囲気の違う作品を3つご紹介いたします。 『草迷宮』 草迷宮 (岩波文庫) 泉鏡花 文豪泉鏡花の名作です。…
本の世界には、古代神話の時代から数々の冒険譚が収められてきました。ここ日本でも、古くはスサノオノミコトやヤマトタケルの物語から、近年大人気の異世界転生ものまで、数々の作品で冒険が物語られています。今回はそんな冒険譚の中から、独断と偏見で選…
「旅に病んで夢は枯野を駆け巡る」とは芭蕉の最後の句ですが、病床に伏してまで旅を夢見た芭蕉ほどではないにしても、旅にロマンを感じる人は多いのではないでしょうか。本の世界でも実に多種多様な紀行文や物語が書かれています。今回はそんな旅を描いた作…
去年没後20年を迎えた星新一。読みやすい文体と意表をつくストーリー展開が魅力の作家でもあります。また、ショートショート(短編よりさらに短い小説)の草分けとしても知られ、SFを中心に1000編を越える作品を書いた巨匠でもあります。今回はそんな星新一…
あなたは時間旅行、宇宙旅行が出来たら何をしたいですか? 誰しも一度くらいは時間旅行について空想をしてワクワクした経験があると思います。 小説の世界でも時間旅行を扱った作品がたくさん作られています。例えばH・G・ウェルズが『タイムマシン』を書い…
ネットを使って誰でも手軽に情報が得られる今、私達は専門分野でなくても出来ることが増えました。しかし世の中にはその道のプロというものが存在し、プロとしての長年の知識や経験がないと出来ないことがあるのも事実です。 そんなプロの仕事ぶりを本で読ん…
ジェンダーとは単純な動物学的な性別のことではなく、それによる差を意味し、社会から性別によって求められることや抱かれるイメージのことを指します。女性によるジェンダーについての問題提起は数多く見られますが、これは女性だけの問題ではなく性別を持…
一昔前までは漫画でもドラマでも、独身女性を主人公にした物語では仕事は結婚をするまでの繋ぎのような扱いをされるのが当然でした。しかし昨今では女性が結婚後も仕事を続けることが増え、独身女性が一生ものの技術を身に付ける姿が物語の中で描かれること…
私達が生きる上で必要な衣食住、特に”食”は最も話題になり情報ニーズが高いものではないでしょうか。 そのせいか食を描いた漫画は数多く存在します。今回はその中でも特に、何かを食べることは生きることと密接に繋がっているのだと描かれている漫画を紹介い…
毎日の仕事に疲れた時、もしかしたら自分にはもっと向いている仕事があるのかもしれない…そんなふうに考えたことはありませんか? でも本気で転職したいわけでもなく、ちょっと軽い気持ちで他の業界を覗き見したい、脳内だけでも違う業種を疑似体験したい…そ…
たまには本を読んで笑ってみたい、そういう願望を叶えてくれる3冊をご紹介します。笑うと気持ちがスッキリしますからね。 『言いまつがい』 言いまつがい (新潮文庫) 著・糸井重里ほぼ日刊イトイ新聞の読者から応募や投稿によって集められた、ちょっと恥ずか…
人生には途方もない結末が待ち受けていることもあるものです。平凡な人生の中でも突然に、ということが、その後の人生にどういう影響をあたえるのかある出来事が、そのごの生き方に影響を受けた、そんな本を紹介します。 『ヒトラーの防具』 ヒトラーの防具…
えっ、それってどういうこと?とかもしかして少し変な想像をしてしまうタイトルってありますね。そんな背表紙を見て、気になってしまう本を三冊紹介します。 『本にだって雄と雌があります』 本にだって雄と雌があります (新潮文庫) 著・小田雅久仁舞台は昭…
人が成長するきっかけって人それぞれですね。人生の中でどのタイミングで、それはやってくるかわからないしもしかしたら、もう過ぎてしまっているかもしれない。そんな人生の岐路を描いた3冊をご紹介します。 『あしたのジョー』 あしたのジョー 文庫版 コ…