鮮やかな色彩に楽しい仕掛け、子供も大人もが楽しく読めるのが絵本の魅力◎
これさえ読んでしまえば、来たるお受験だって怖いものなし!?
学びの多さは随一の、良作絵本をご紹介します。
『ぐるんぱのようちえん』
まず最初は『ぐるんぱのようちえん』です。大きな象のぐるんぱがこの作品の主人公。ぐるんぱはいつも「とてもはりきって」与えられた仕事をこなそうとしますが、気合いが空回りして失敗続き。「もうけっこう!!」と言われて追い出され、やっと見つけた居場所を追われて転々とするぐるんぱがとても健気で泣けてきます。実は大人になってから初めて読んだのですが、大人でも胸にグッとくるものがあります。何事にも懸命に取り組む心を育てる絵本です。
リズムが良いので、子供に読み聞かせるのには韻を踏んだ言い回しが好評でした。
『きちんとするのだいすき』
続いてはこちら、『きちんとするのだいすき』です。
これはいわゆる、しつけ絵本、というカテゴリーでしょうか。コミックのような絵柄で馴染みやすいのが子供に良いようです。
列にはきちんと並ぶなど、人としての生活の正しい在り方を、楽しく学ばせるのにうってつけの絵本です。あばれんぼうの主人公・ごんちゃんと「これはできてるかな?」「これはどうかな?」と、比べ合いっこをしながら読むようにすると、子供の心に響く気がします。
『はちうえはぼくにまかせて』
最後の作品は『はちうえはぼくにまかせて』です。
作者は『どろんこハリー』が有名なジーン・ジオン?とマーガレット・ブロイ・グレアム。話も絵もとびきり可愛いです。水やりの仕方、剪定のやり方、それぞれの鉢植えの特徴を理解し、自ら進んで仕事を見つけて的確にこなすトミーの精神に拍手を送りたいくらいです。
緑だらけのジャングルの所が、なぜか子供は気に入った様子でした。自分がすることで相手が喜んでくれること、責任感を持ってやり遂げることの大切さを教えてくれる絵本です。
いかがでしたか?
子供と一緒に学べる絵本、自分を見つめ直す良いきっかけにもなるかも?