衣替えの季節、何かと増えていく物に囲まれて暮らしていては毎日が不便。物であふれている現代だからこそ、本当に欲しいものが見えなくなってくる。キレイに片付いた部屋は暮らしやすく、何よりも心がフリーになる。そう思ってはいてもなかなか実行に移せない方におすすめのおかたづけに関する本を紹介いたします。まずは座学から、そして少しずつ実行に移しましょう。
「新・片づけ術「断捨離」」
やました ひでこ・作
断捨離ブームを起こした一冊。物の片づけを通して自分を知り、過去への執着、未来への不安をなくそうという考え方を提唱し、多くの人気を得た本です。「使える、使えない」の基準を「いる、いらない」に変える、「主役は物ではなく自分」など、スピリチュアルな言葉が並びますが、ぴったりくるひとにはお片づけの背中を押してくれる本ではないでしょうか。ストレスを感じない収納法、運気アップさせる処分の仕方なども紹介されています。
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -」
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
佐々木 典士・作
持ち物を最小限にして暮らす「ミニマリスト」である著者。なぜ物があふれてしまうのか、買ってしまうのか、捨てられないのかと精神論が書かれており、物に縛られないことで、時間ができたり生活を楽しめたり、人と比べなくなったり、節約になったなど自らの体験談が書かれています。断捨離を決意したものの、なかなか進まない方におすすめです。
「服を買うなら、捨てなさい」
地曳 いく子・作
年齢を重ねていくと、昔似合っていた服が似合わなくなったり、たくさん服はあるのにいざというときに着ていく服がなかったり。セールになると量販店でついつい新しい服を買ってしまうあなたへ。少ないワードローブで素敵に見せるコツが紹介されています。流行に流されない自分らしさを取り戻せて、クローゼットもすっきりする一冊です。
個人的には「気に入ったものしか買わない」主義なので、物への執着はありませんが、周りの友人たちがはまっていた本です。いらないからとどんどん捨てていくのは、無駄なものをどんどん買っていくのと同じような気がするのですが、本人の満足度は高いようです。必要でなくなったものはリサイクルをするなど、環境にも優しい生活を心がけて物を消費していきたいです。