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【友情 本 おすすめ】友情、恋愛、冒険にどっぷり浸かりたいときにオススメ小説3選

『ロス、きみを送る旅』K・グレイ

ロス、きみを送る旅

 死んでしまった親友の遺灰を盗む。この本はここから始まります。
イギリスに住む15歳のブレイク、ケニー、 シムは死んでしまった親友のロスのお葬式が偽善者が集まりだと腹を立て、自分たちだけで本当の葬式をしようと計画します。そこでロスが行きたいと思っていたスコットランドのロス村へ遺灰をまく旅に出ます。ところがここからがハプニング続き。
  途中、ブレイクは出会った女の子の一人、ケイリーと話している時に「男の子同士って本当の親友になれるのかしら」と言われます。ブレイクは反論しますが、ブレイクにも私たちにも本当の友達って何という疑問が心に残ります。


『夏の魔法』J・バーズオール

夏の魔法: ペンダーウィックの四姉妹 (Sunnyside Books)

 ペンダーウィック家の4姉妹は個性豊か。12歳でしっかり者の長女ロザリンド、11歳の次女スカイは短気で皮肉屋、十歳の電話夢見がちな小説家志望、4歳の末娘バティは恥ずかしがり屋。
  この4人に飼い犬のバティを加えた一行は植物学者の父親の運転で、毎年夏恒例のバカンス出発した。ただし向かうのはいつもの貸別荘ではなく父親が友達の友達から聞きつけてきたマサチューセッツ州バークシャーマウンテンのコテージ。少年少女にはいつだって夏の物語が必要だと思います。この本を読めばその理由が少しだけわかるかもしれません。
現代版の『若草物語』といったところでしょうか。


『空を泳ぐ夢を見た』梨屋アリエ

空を泳ぐ夢をみた (NHKネットコミュニケーション小説)

 高校に入学したものの、やりたいことを決めることができずにいた未空が放送部に入部する。親友の真実が書いた小説を朗読していたの放送部の先輩に聞かれ勧誘されたのだ。やりたいことを見つけた未空は、朗読を動画投稿サイトにアップするようになる。
 そんな未空の元に視覚障害者だという女の子から感想が届く。点字ではなく人の声を通して物語を楽しみたい響にとって、同年代の未空の朗読は得難いものであるというのです。そこで未空は響を巻き込んである企画を実行する
 この本がおすすめなのは、読んでいくうちに知らず知らずのうちにインターネットを利用する上でのルールやマナーを学ぶことができることです。このようなネットリテラシーはネットデビューする10代の頃までには身につけておきたいだけに、現代では必読書なのかもしれない。
 自分が騙されやすいなと感じている社会人、SNSトラブルにあったことがあるよという大学生も必読ですよ。

 

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