ほんのむし

読書はみんなのサプリ

新社会人になる前に、心の準備をしたい方へ

学生時代とは異なり、社会に出るといろんな種類の困難が待ち構えています。
そのたびに打ちひしがれて落ち込むこともあるでしょう。
そんなピンチのときに是非読んでほしい本があります。

 

『性格は捨てられる』

性格は捨てられる

著・心屋仁之助
かつて大手企業の管理職だった著者は、怒りっぽい性格で周囲の人を傷つけてしまうことに悩んでいたといいます。
それが心理療法との出会いによってその性格を捨てることに成功したそうです。
その体験をもとに生み出した性格改善のための心理手法をイラスト付きで紹介しています。
性格と個性は別物という考え方が興味深いですね。個性は生まれた時から備わっているから決まっていて捨てられないが、性格は成長過程の学習の結果によってできたものな、いらなくなったものは捨てられるとのこと。
会社で部下を持った上司や人事部の方にぜひ読んでほしい本です。

 

『アートスピリット』

アート・スピリット

著・ロバートヘンライ
アメリカの画家である美術学校の教師を勤めていた著者による画家志望者に向けた指南書です。1923年の原書発刊以来80年以上もアメリカの若き芸術家の間で熱狂的に読み継がれたという伝説の書でもあります。
デビットリンチ、キース・ヘリング等にも影響を与えたと言われています。そんな知る人ぞ知る伝説の名著が88年もの歳月を経て出版された待望の邦訳版です。
筆やパレットの使い方、素描、色彩、構図などの技法的なことへのアドバイスはもちろん、芸術家としての心の在り方を深く説いた言葉は読者の心を強く揺さぶり、人生哲学書としての役割も果たしてすことでしょう。
美術を志す学生にぜひとも読んでほしい本ですね。芸術関係の人以外にも大きなヒントを与えてくれる本です。

 

『この世でいちばん大事なカネの話』

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

著・西原理恵子
ギャンブラーの義父が自殺に追い込まれ、お金のない時代を味わうことになった子供時代という壮絶な話で始まります。
イラストレーターで食べていくことを目指し、がむしゃらに走る駆け出し時代。成功と引き換えに自身もギャンブルにはまっていく混沌期。
お金と仕事の真実が書かれた著者の人生論です。
金の話は下品で、働き者で欲がなく文句を言わないのが美徳だという考えを、真っ向から否定してくれていてスッキリした本です。
世の中甘く見てはいけないという思いで呼んでほしいので、これから社会に出る大学生にぜひ読んでほしい本です。

これらの本に書いてある知識は別に知らなくても社会人として、やってはいけます。
でも人生がうまくいくかどうかというのは、優秀かどうかよりも
落ち込んだときにリカバリーが効くかどうかにかかっているのです。


その意味では社会に出る前に読んでほしい本です。
もちろん、壁にぶつかってから読んでも構いません、その方が心に沁み渡るかもしれませんね。

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